紺碧の棺【黒羽 快斗】

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No side








美「トレジャー･ハンターに比べたらマシな方さ」









阿「トレジャー･ハンターと言えば…………本当に宝はあるんですかなぁ？」









美馬はフンと忌々しそうに鼻で笑っていた









美「ハイエナは獲物のないところには集まらんよ。狙い通りの獲物とは限らんがな………」









コナンとAは2人の会話を聞いていると、元太が「わかんねーよ!」とさじを投げた








元「海賊は泣かない、なんてよぉ」









光「もっと真面目に考えて下さいよ、元太君」









元太の声に振り返った美馬が「おい、坊主」と声をかけていた









美「海賊は泣かない、がヒントなのか？」







光「ええ、そうですけど………」









光彦が頷くと、美馬はふむ……と考え始めた





美「海賊は泣く、なら知ってるんだが……」








あ「海賊は泣く………」








コナン「何かヒントになるかもしれねぇな」









美「今から行ってみるか？」








美馬が子供達を誘うと、蘭と園子が廊下から現れた









園「ん？今からお出掛け？」






蘭「もう外は暗いですよ。明日にした方が……」








美「明日の天気はわからないぞ」









あ「悪くなるってことですか？」









Aの言葉に美馬が頷いた









美「南風が舞うようにふくと、わしらは漁に出ない。大シケになるからな」









光「生活の知恵ってやつですね」









光彦が感心すると、蘭がフフッと笑っていた

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