紺碧の棺【黒羽 快斗】

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No side









太陽が照りつける中、坂道を自転車で上ってようやく吊り橋にたどり着いた元太は、自転車から下りると地面に座り込んだ









元「もうやめよう、わかんねぇよ」









ヒントを頼りに島のあらゆるところを3人で回ってみたが、どこにも宝箱はなかった









歩「コナン君とA姉さんが来れば大丈夫よ」







光「コナン君とAさんがいなくても大丈夫ですよ。僕達でやりましょう」









吊り橋の前に立った歩美と光彦はキョロキョロと周囲を見回した









歩「あれ？吊り橋の向こうに何か看板が立ってるよ」









歩美の声に元太と光彦が目を向けると吊り橋を渡った先に看板らしきものが立っているのが見えた









光「行ってみましょう」








歩「うん」









光彦と歩美は吊り橋を渡りはじめ、幅は大人が1人通れる程度で、長さは20mほどある








元「お、おい!ちょっと待てよ!」









元太も慌てて立ち上がって橋を渡ったが、想像以上にギシギシと揺れて思わず立ち止まり、下をのぞくと海面がはるか遠くに見えて、元太の顔がみるみる青くなっていく








元「あ………あ………」









光「待ってください!」







歩「動いちゃダメ!」









元「え………な、何で!?」








光「これは…………」









光彦と歩美は吊り橋の横にあった注意書きの看板を読んだ





『体重が40kg以上の人の通行を禁じる』

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