紺碧の棺【黒羽 快斗】

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No side









あ「…………殺 人 事 件」









コナン「あぁ、まだ未遂だけどな」







その時、診察室の窓が勢いよく開いて、顔を真っ赤にした小五郎が顔をのぞかせた









小「こらっ、メガネぼうず〜。3人でコソコソとな〜にやってんだぁ」








あ「(どんだけ飲んできたんだろ………)」








どうやら昼間っからお酒を飲んで酔っ払っていて、コナンとAと灰原は呆れた顔で見つめていた









コナン「事件だよ、おじさん」







小「なぁに〜？何でそれを知らせなかったんだ、こらぁ」







小五郎は窓のさんに足をかけて入り込もうとしたが、バランスをくずしてそのまま床に落ちてしまった









小「…………この名探偵の………毛利小五郎に………」









逆さまになった小五郎を見て、コナンとAはハハ………と苦笑いした









ようやくフラフラと起き上がった小五郎は診察台に近寄り、BCジャケットとウエットスーツのかみちぎれた部分をまじまじと見つめた






小「ふぅーん…………でっけぇ口だなぁ。しかしな、鮫に食いつかれたってんじゃあ、事件じゃなくて事故なんじゃねぇのか？」









BCジャケットのビニール袋をあっさり見逃す小五郎に、コナンはハァ……とため息をついた







Aが「あ!」と窓を指差し、そして、小五郎が振り返った隙に、ハンカチを使ってBCジャケットのビニール袋を少しだけ引っ張り出した









小「何なんだよ、『あ!』って…………ん？何だこりゃ」









…………とようやくビニール袋に気づき、コナンとAはホッと息をつき、灰原と顔を見合わせた

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