紺碧の棺【黒羽 快斗】

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No side







コナンは毛利小五郎に連れられていつものメンバーで旅行に来ていて、港に着いたコナン達は、さっそく小五郎が予約したという山あいにあるリゾートホテル『ヘブン･ヒル･ホテル』に向かっていた








フロントマン「おはようございます。ご予約の名前を」







小「毛利小五郎です。名探偵の」








受付カウンターにひじをついた小五郎は、チラリと背後を振り返り、コナン、A、蘭、園子、灰原、歩美、元太、光彦、阿笠博士が荷物を持って立っていた









小「大人2人に学生3人、子供5人」






フロントマン「少々お待ちを」






フロントマンが手元の端末を操作すると、小五郎は得意げな顔で話しかけてた









小「日売新聞に週1でパズルが載ってるだろ。あの超難しいヤツ。正解者がいないと賞金が繰り越しになるんだけど、それがたまりにたまって何と30万!誰が正解して、その30万をいただいたと思う？」








フロントマン「さ、さあ。あ、もしかして……」







小「ピンポーン!!何しろ名探偵なんで、パズルなんてお手のもんで」







小五郎は嬉しそうに頭をかいて、後ろで見ていたコナンが苦笑いしていた









コナン「(ま、解いたの俺だけど……)」








小「30万もあればパリでのんびりできるだろ？俺が1番似合うのはパリの街だからな。だが、思ったんだ。俺1人でいい思いをしていいのかってな。どうせならこいつらにも楽しい思いをさせてやろう。そう思ったんだ、優しいだろ？」






フロントマン「は、はぁ………」

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