82. ネット挟んでも ページ4
貴方side
次の日、部活へ向かう途中。
貴金「あ」
金田一に会った。
金「国見は?」
貴「日直だって」
ドンマイだよね、めんどくさいって顔に書いてあったし。
金田一と2人で廊下を歩くことなんて滅多にない。
いつも2人で国見を部活に引っ張っていく形だから、その成り行きで話すけど、きっかけがないと、何話していいか分からない。
金「……なあ、若葉」
貴「ん?何?」
金「烏野との練習試合、どう思う?」
そうだ、金田一にも聞こうと思ってたんだった。
先越されたな……。
貴「私は、別に。マネージャーの仕事するだけだし。それより、金田一はどうなの?」
私は正直、自分の心配はしてなかった。
だって、マネージャーだから、直接他校と関わる機会はほとんどない。
でも、金田一や国見は、多分スターティングメンバーとして、初めから試合に出る。
ネット挟んでいるとはいえ、向こうの表情も話も全部分かる。
私なんかより、全然近いところにいるんだ。
金「まあ、確かに、もうアイツと関わりたくないとは思ってた。
でも、同じ県内だし、IH予選じゃ見かけるくらいはするとは思ってるから、別に平気だよ」
貴「……そっか」
金田一が大丈夫というのなら、大丈夫なのだろう。
まあ、金田一は結構、同学年にはズバズバ言うからね。
アイツが何か言っても、言い返すことくらいはするだろうし。
貴「……練習試合、頑張ろう!」
金「おう!」
私たちは、お互いガッツポーズをすると、体育館に向かって足を進めた。
971人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HQは神 - うん、ぶりっ子口調が予想をはるかに超えた (2019年12月1日 17時) (レス) id: eb4bf42b53 (このIDを非表示/違反報告)
無気力は神 - いやぁ、結構ぶりっ子ちゃん最後あっさりしてて、びっくりしました。こういったパターンを見たのは初めてだってのでとても新鮮で面白かったです。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: b29db10981 (このIDを非表示/違反報告)
MIYABI(プロフ) - おしるこぉ(最終形態)さん» ホントそうですよねΣb( `・ω・´)グッ (2018年12月7日 16時) (レス) id: 116a26fb7b (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ(最終形態) - イケメンってすごいですね(真顔) (2018年12月7日 16時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
最近腹筋が筋肉痛の私 - ぶりっ子口調お疲れ様でした!このシリーズで私の腹筋が割れることを祈ります! (2018年10月26日 21時) (レス) id: c87389d9c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くれは* | 作成日時:2018年9月21日 17時