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1167. 幸せを信じて ページ34

天「……間違いじゃないよ」


ハジメの代わりに答えたのは、瑜伽さんだった。


天「若葉さんは間違っていない。でも……及川さんも間違っていない。及川さんも岩泉さんも、信じているんだよ。若葉さんがこの先もっと幸せになれることを」


私の幸せを信じて……?

瑜伽さんは、私の両手をとって必死に訴えるように私を見ていた。

瑜伽さんの瞳の奥が目に入る。

そこに映っていたのは、不安げに瞳が揺れる私だった。

分からない……どうして、徹も間違っていないのか。


天「若葉さん、思い出して!及川さんも岩泉さんも、いつも若葉さんの傍にいたじゃない!あなたのことを考えてくれたじゃない!」


ぎゅっと、瑜伽さんは握る手に力を込める。

それに私は、ボーッと考えていた意識がハッキリした。

徹は、もっと怒れるようになれって言ってたっけ……。

そんな無茶ぶり、なんて思っていたけど、この先もずっと徹に怒ってもらう未来なんてない。

人に怒るよりも、人を許すことの方が、私はずっと簡単だった。

でも、それじゃいつまで経っても守ってもらってばかりだ。

怒ることは、自分を守ることにも繋がる。

徹が、私にそうしてくれたように。

ハジメは、いつも無理するなって心配してくれていた。

幼馴染だから、一緒に住んでいるから、なんて軽い気持ちで考えていたけど、離れたことで分かる。

どんなにハジメに大切にされていたかってことを。

発作を起こせば、1番に駆けつけてくれた。

私が無理しないか、国見と連携してまで見てくれた。

2人とも、私のためにマネージャーにならないかと言ってくれた。

数え切れないほど、たくさんの愛を私は貰っていたのだ。

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RIO - 一昨年から読ませてもらってるんですけど、コメントするのが今になってしまいました…(多分)。というか、今までの話もそうなんですけどホンマに毎回ハラハラしながら読ませてもらってます!更新頑張ってください! (2021年11月4日 1時) (レス) id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ありりん(プロフ) - 鈍感少女シリーズ大好きです😊💕完結までどうなるのかドキドキで楽しみにしています😆✨これからも頑張ってください! (2021年9月27日 19時) (レス) @page13 id: 3650cccc93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くれは* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月15日 19時

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