【HQ】鈍感少女 vs 嘘つき少女

61. 容易い ページ14

国見side



金「ちょ、国見。それはいくら何でも失礼だろ」


金田一がボソッと言うが、気にしない。

朝、岩泉さんが言っていたことが、頭を掠める。


岩『今日、2人のどちらに問題があるかをハッキリさせる。
Aがいないのも、そのためだ。
何か部活中に不可解なことがあったら、皆に相談してくれ』


その不可解なことが今だ。

スポドリの味が昨日と違う。

優木さんは、若葉がいなかったから味を戻したとか言ってるけど、なんか嘘くさい。

だから、言ってやった。

もし、本当に若葉が優木さんを脅してるなら、作ることは容易いはずだ。

まあ、優木さんが若葉に事前に作り方を聞いていたら、ダメだけど。

作れなかったら、確信出来るな。


桃「えっと、国見君……だっけ？私が作った味じゃダメなの？」


いや、ダメじゃないし。

ただ、今まで若葉のスポドリしか飲んでこなかったから、そっちで慣れてるだけなんだけどな……。

それより、優木さん。









貴女、知らず知らずのうちに墓穴を掘ってますよ？

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