1043. 尋ねる担当 ページ4
及「岩ちゃんの方法は確かに効率は良い。でも、あっちに俺たちが勘づいたことを知られたくない。最悪、またAちゃんに何かする」
全員の顔に、不安の色が戻る。
俺たちがここまで動いているのは、全部Aちゃんと部活のためだ。
これ以上、いざこざが増えないようにするには、もう見て見ぬふりは出来ない。
及「全員に聞くのは目立つ。今のところ、あちら側と縁が切れていそうな瑜伽ちゃんと梟谷のマネちゃんくらいしか出来そうにない。だから、それは俺が引き受けるよ」
岩「いいのかよ、それで？」
不安そうに尋ねる岩ちゃんに、俺は大きく頷いた。
逆に俺じゃないと出来ないことだしな。
金「あ、それなら……」
金田一が突然、手を挙げた。
金「俺、蓮耶匁に聞いてみてもいいですか？もう停学期間は過ぎていて、学校でも普通に話せるので」
確かに、蓮耶匁君のことは完全に頭から抜けていた。
一瞬、大丈夫かと心配にもなったけど、もうあの子には害はないと思った。
停学していたのは2週間だし、それが過ぎたあと、何か問題を起こしていた話も聞いていない。
まあ、尋ねてみてちゃんと答えてくれるのかどうか不安な部分はあるけど……。
金田一はしっかりしてるし、常識もあるし大丈夫でしょ。
及「おっけー。じゃあ、そっちは金田一に任せるね。あ、言っとくけど、真川ちゃんと今のマネちゃんにはこの話はしないでね」
今のマネちゃんは正直、何を考えているのかよく分からないけど、変なタイミングで転校してきたのが引っかかるから簡単に話さない方がいいと思った。
これでようやく、今日のミーティングは終わったのだった。
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さくらんぼ(プロフ) - 3年間、初期から見てます！！更新頑張ってください！！ (2021年7月22日 19時) (
レス) id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ助(プロフ) - めっちゃ次の展開が楽しみで、毎日楽しく見させてもらってます！！！頑張ってください！ (2021年6月1日 20時) (レス) id: e081d66984 (このIDを非表示/違反報告)
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