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1014. 本気なのかもしれない ページ23

黒「じゃあ……そっちにもうAの居場所はないのか?」


クロの言葉は、まるで自分がAを引き取ると言っているように聞こえた。

祖父母がいるとはいえ、父子家庭で大変だろうに、更にAを引き取るなんてことが出来るのかな?

夏休み、クロは冗談交じりにAに音駒に来いと言っていた。

あの時は本当に冗談だったとしても、もし満更でもないのだとしたら……。

本気なのかもしれない。

青城の主将の返答次第で本当にやりそうだ。


及『ある……って言いたいところだけど、俺と岩ちゃんはなぜかAちゃんに避けられてて話も出来ないんだよね。だから、そこをどうにかしないとAちゃんが宮城に戻りたくないって言うかもしれない』


青城の主将は、少し悔しそうに言った。

つまり、Aの気持ち次第ということか。

もし、Aが宮城に戻る気があるなら、青城の主将と副主将は快く迎え入れてくれるようだ。

それなら、誰も味方がいない状況よりはマシかもしれない。

でも、それだけじゃなくて……。


黒「部活と学校はどうなんだよ?Aが嫌がらせをしたとして、それで話が終わるわけじゃないだろ?」


そう、問題はそこだ。

いくら2人が出迎えてくれるといっても、3年生と一緒にいられる時間は残り3ヶ月を切っている。

夏休みに仲良さそうだった1年2人や、他の部員との仲が悪くなっていたら、Aは卒業するまで1人になってしまうのだ。

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yu(プロフ) - 1000話みても全然飽きなくて考察はできないけれど次どんな展開が待ち受けてるんだろうといつもドキドキしてます!主人公の複雑な所がすごい好きです…これからも応援してます!! (2021年5月7日 0時) (レス) id: 57a83010d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くれは* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月3日 19時

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