890. 理解が出来ない ページ37
蓮「Aさん……ようやく分かってくれたんだね!」
貴「……え?」
分かって反省してくれるかと思いきや、蓮耶匁君は目をキラキラさせていた。
なんで……?叩かれたのに嬉しそう。
蓮「流石だよ、Aさん。やっぱり君は、僕のご主人様にふさわしい。さあ、もっと叩いてくれ。もっと蹴って。もっともっともっと!」
その表情は、喜びを超えて狂っていた。
さっき蓮耶匁君に呼び出された時と同じ恐怖が、全身を駆け巡る。
私はきっと、この人を理解出来ない。
岩「やっぱりこうなったか……」
私に詰め寄る蓮耶匁君を無理やり引き剥がしたのは、ハジメだった。
そのまま蓮耶匁君の両手を後ろで1つにまとめ、拘束する。
私は、その隙に国見と金田一の影に隠れた。
岩「残念だったな。お前が"Aの"家のポストに挟んだ手紙は、俺がAに渡さずに持っている。内容はもちろん読んだが、お前、被虐性愛を持ってるんだな。お前の性癖について何か言うつもりは無いが、Aにそんな趣味はねえ。他あたりな」
ヒギャクセイアイ……?
どういう意味なんだろう?
ハジメの言っていることが分からない。
そもそも、蓮耶匁君から貰った手紙を読んでいないから、もうそこから分からないんだけど。
蓮「貴方は、Aさんのなんなんだよ?Aさんの何を知っている?僕のAさんを騙して一緒に住んでいるなんて許さないぞ」
そう言って睨んだ蓮耶匁君だけど、逆にそれがハジメの怒りを煽ってしまった。
岩「あ"あ?なんだって?」
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にろちゃん - 牛島さんの口調はだいたいあってると思います!とても面白かったです! (6月25日 22時) (レス) @page28 id: 6a8e0333e2 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ - はじめまして!とても面白くて一気に読み進めちゃいました!これからも応援しています!! (2020年12月2日 22時) (レス) id: 29faa5c20f (このIDを非表示/違反報告)
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