【HQ】鈍感少女 vs 初心男子？ 2 (ページ46)

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851. 青城の立派な武器ページ46

続く2回目のサーブも、やっぱり菅原さんは京谷さんの前を狙う。

京谷さんはほとんど攻撃にしか参加しない。

それにすら参加出来なくなったら、コートに立つ理由がなくなってしまう。

それを狙うなんて……コート外から冷静に見てるとそういう策も出てくるのだろうか？

徹は今度はハジメにトスを上げる。

京谷さんにボールが回った分、ハジメの打つ数は前よりも減っている。

ここで決めるかな……！と思いきや、澤村さんがそれを拾った。

しかも、綺麗に返ってる……。

ここで、影山と菅原さんの位置が交代した。

そっか……菅原さんもポジションはセッターだったっけ。

普段から、ツーセッターの練習はしてないんだろうけど、影山はトス以外も上手いから普通にサラッと攻撃に加われるんだろうな。

菅原さんが上げたのは、やっぱり影山。

ブロック振り切ってストレートが決まる。

これで1点差まで追い詰められた。

烏野のブレイクだ……。

流石に監督がタイムアウトを取り、菅原さんのサーブの対応を考える。

花「じゃあ、外せばいんじゃね？」

岩「だな」

秒で決まった。

本当に、普段のふざけている様子と試合での様子のギャップが凄すぎて、同一人物なのかたまに疑問に思うことがあるくらいだ。

タイムアウト終了後、やっぱり菅原さんのサーブは京谷さんを狙う。

しかし、京谷さんは避け、代わりに花巻さんがレシーブした。

対応の速さも青城の立派な武器なんだって、改めて実感した瞬間だった。