342. 全てが繋がる ページ11
「それは、水の個性をもつ子どもが生まれてしまったときに、またその先祖のようになることを恐れたからだ。水の個性1つで、炎をいくらでも消し去ることが出来る。だから、先祖は水の個性をもつものを恐れ、絶対に家系に入れないようにと後世に伝え続けた」
ようやく全てが繋がった、水無月家の家庭事情。
水の個性を忌み嫌い、再び同じことが起きることを恐れた水無月家の先祖。
ただでさえ、水の個性をもつ女の血が入った身体だ。
水や氷の個性をもつ者との間に子どもが生まれれば、水の個性をもつ可能性が高くなる。
そうさせないために、先祖はずっと個性婚で炎の個性をもつ子どもを作り続けたのだ。
貴「じゃあ、私がヒーローになることを反対していたのは……」
「水の個性を強化させないためだ。ヒーローになるためには、どうしても個性を伸ばす必要がある。だから、雄英へ行かせるのも最初は反対だった」
特に雄英は、ヒーロー科に関していえば、国の最高峰とまで言われるレベルだ。
どう転んでも、個性が伸びるのは時間の問題。
そうやって徐々に力をつけていって、いつかこの一家まるごと潰す日が来るのではないかと、カグツチはビクビクしていたのだ。
「俺が今までしてきたのは、全てこの水無月家を守るためだ。これからもずっと守るためには、何か対策を考えなくてはならない」
その言葉に、皆はようやく理解することが出来たのだ。
お見合いは、そのためのものだった。
だからカグツチは、より炎の強い個性の人物を探して、複合型になってもならなくても炎の個性が出る確率を上げていたのだ。
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舞 - 今日から見始めてめっちゃはまりました！文章も分かりやすくて本当に憧れです。番外編もみさせていただきます。 (2021年6月20日 2時) (
レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 完結おめでとうごさいます！私は、最初のシリーズの時からずっと見ていて、とっても大好きでした！！最後まで見送りできて本当に良かったです！！未来の2人を見たいです。その時は、また全力で応援しますので、よろしくおねがいします！楽しみにして、待ってます！！！ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 470b7ea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
月餅(プロフ) - 完結おめでとうございます！他の方のように、毎日ぐへへ…()と見続けていたものです!ここまで長かったのに番外編もあるとは…神ですね…他の作品の更新も頑張ってください！ (2020年3月11日 19時) (レス) id: 11595ebe63 (このIDを非表示/違反報告)
ふじりんご(プロフ) - 完結おめでとうございます！かなり最初のほうからひっそり拝見しておりました。pixivではすでにフォローさせていただいてるので、そちらでの連載も楽しみです。途中のギクシャクした関係のところがとてもよかったです。番外編頑張ってください！！ (2020年3月9日 19時) (レス) id: 42d7d11660 (このIDを非表示/違反報告)
oekaki(プロフ) - 初コメ失礼します。一気にパァーっと読ませていただきました。最後の終わりかたにすごくほっこりしました。なんか、ふわってしました。ひとまず完結おめでとうございます！番外編たのしみにしてます！（長文失礼しました） (2020年3月9日 2時) (レス) id: 46c717466e (このIDを非表示/違反報告)
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