「恋人」ってなんですか!? 2【轟焦凍】 (ページ4)

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241. 緑谷からの情報ページ4

緑「絶対やめた方がいい！」

そう言いきった緑谷に、Aと八百万は肩を落とした。

2人が緑谷の部屋に行くと、緑谷は少し恥ずかしそうにしながらも中に入れてくれた。

そして、事情を説明したところで冒頭の言葉である。

緑「2人も、今まで見てきて分かると思うけど、かっちゃんはプライドが高くて、誰かの頼みを簡単に聞いたりする人じゃないよ」

それは2人も、分かりきっていたことだ。

しかし、それを承知の上で聞いているのだが、緑谷から得られる情報はなさそうだ。

緑「僕の頼みも、ちゃんと聞いてくれるって確証はないし、僕は何も教えられないよ」

申し訳なさそうに言った緑谷だが、すぐに「あ」と何か思いついたようだった。

緑「いつも一緒にいる切島君とか上鳴君とか瀬呂君なら、何か分かるかも」

緑谷の案に、Aと八百万は確かに！と顔を見合わせた。

爆豪とはなんやかんやで仲のいい3人なら、何かいい方法を持ってるかもしれない。

貴「ありがとう、緑谷君。そうしてみる！」

Aは、オールマイトがプリントされたベッドから勢いよく立ち上がった。

八「ありがとうございます、緑谷さん！」

八百万もお礼を言って立ち上がり、2人とも緑谷の部屋を後にした。

緑「……かっちゃんの部屋に置くなんて、轟君とは大丈夫なのかな？」

ポツリと呟いた緑谷の言葉を聞かぬまま。