267. パーティーフード ページ30
A組全員が、椅子に着席した。
目の前には、ランチラッシュが作ってくれたご飯に加え、皆が用意したパーティーフードが並んでいた。
おまけに、デザートには砂藤が作ったイチゴのショートケーキだ。
飯田の号令で、皆は食事に舌づつみを打った。
芦「でもさ、こんな誕生日パーティーってないよね！」
そう笑う芦戸の手には、麺つゆの器。
そう、皆が用意したパーティーフードというのは、新年明けてすぐにAが大量に買ってきた蕎麦だった。
各テーブルに、人数分のザル蕎麦が並んでいる。
八「Aさんが前にたくさん買っておいてくださいましたので、すぐに決まりましたわ」
瀬「まあ、こんなに蕎麦食うことなんて、滅多にないしな」
切「皆、蕎麦見たくなくなるくらい食べようぜ！」
切島を筆頭にクラスの何人かは蕎麦をすすり始め、他の皆も楽しそうにお喋りをしながら食べている。
轟「A」
その光景を見ながら、轟は隣に座るAを呼んだ。
貴「なあに？」
轟「隠し事ってもしかして、このことだったのか？」
そう言われ、Aはハッとした。
プレゼントのことを、すっかり忘れていたのだ。
完成はしたものの、まだ爆豪の部屋に置きっぱなしになっていた。
どうしよう……と焦るが、今日中に渡さなければ、今まで轟に隠してきた意味が無い。
しかし、それと同時にもうひとつの問題があった。
それは、轟になんと答えるのか、である。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林檎 - 戻る方法キスとかやったら、嬉し過ぎる、、、相澤先生お願いします>^< (2019年12月18日 13時) (
レス) id: 470b7ea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ふじりんご(プロフ) - お見合い相手が実は轟くんでした…とかないかな( ；∀；) (2019年12月13日 20時) (レス) id: 42d7d11660 (このIDを非表示/違反報告)
まろ - あー、ヤバいこれ面白すぎて吐血した(笑) (2019年11月23日 11時) (レス) id: 8fe28b550e (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この作品が本当に好きで毎回楽しみにしてます(＞＜)これからも頑張ってください！ (2019年11月19日 21時) (レス) id: 8f7b4772e3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 続編や！嬉しい！！そしてかっちゃん出てきて、轟くん出てきてなんて、脳が爆発する>∀< 無理せず頑張ってください！！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 470b7ea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
