150. 不可能な脅し ページ8
轟は、ため息を吐きそうになるのを我慢して口を開いた。
轟「友達だ」
本当は恋人(仮)なのだが、これまでの長い経緯を話す義理はない。
それに、操裁は見たところ、なかなか嫉妬深そうだ。
Aに何かするのだけは避けたい。
操「じゃあ、私のことを断る理由はないわよね？」
どうやら、操裁は、相手がいないなら取り敢えずの形でもいいから恋人になりたいようだ。
だが、轟も簡単に頷けない。
日常生活で、こんなことに時間を割いてる暇はないのだ。
Aの見合いが決まるまでの間、少しでも長くAといたいのだから。
轟「悪いがアンタと付き合う気はない。……もういいだろ」
無理矢理話を終わらせ、操裁を置き去りにしたまま下駄箱に向かう。
付き合ってたらキリがない。
彼女は、轟が首を縦に振るまで付きまといそうだ。
その時だった。
操「じゃあ、さっきの子に話しかけてみよっかな〜。轟君に近づかないでって言ってさ……」
上履きを脱ごうとしていた轟の足が止まった。
それに気づいた操裁が、得意げに笑う。
操「それとも、近づいたら殺すって脅してみる？」
轟「そんなこと、出来るわけないだろ。お前、雄英にいながら犯罪者になるつもりか？」
轟の言う通り、そんな脅しは出来ないことだと分かっている。
そんなことをすれば、彼女のこれからの将来に傷がつくからだ。
操「まさか、そんなことはしないわよ。でも、私の個性を使えば、足つかずに殺せる」
そう言った彼女の目は、暗い闇色に染まっていた。
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轟推し - とても感動して、目から涙がこぼれました。これからも、がんばってください！ (2020年5月9日 3時) (
レス) id: 465ea38479 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 続きがとても気になる!!!! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 0dcad5eff6 (このIDを非表示/違反報告)
のまーん(プロフ) - きゃーっ！キマシタワー！破壊力パネェ！ (2019年8月19日 19時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
日向夏 - 轟くんカッコいい！いつもドキドキしながら読ませていただいてます。毎日更新ありがとうございます！これからも頑張ってください。応援しています。 (2019年8月12日 22時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
漓娜(プロフ) - ああ、、、好き… (2019年8月10日 2時) (レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
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