152. お互い気にしてる ページ10
次の日の昼休み。
切「爆豪、隣いいか？」
爆「あ"あ？勝手にしろ、クソが」
ワイワイと騒がしい食堂で、爆豪の隣に座った切島。
その前には、上鳴と瀬呂が座っている。
モソモソと皆が口を動かす中、上鳴がとあるところをじっと見つめていた。
そこには、轟と1人の女子生徒が座っていた。
しかし、女子生徒はAではなく、上鳴の知らない人。
切「どうかしたか、上鳴？」
上「いや……今日はあの2人、一緒じゃねえのかと思ってさ」
上鳴の視線の先を追っていった切島と瀬呂も、その光景を見て「確かに」と頷いた。
切「朝は一緒に登校してたけどな。水無月、なんか用事あるんじゃね？」
瀬「水無月なら、あっちにいんぞ」
瀬呂が咀嚼しながら指した先には、麗日や蛙吹と談笑しながら食べるAがいた。
切「こりゃまた喧嘩したか……？」
上「違うんじゃね？」
溜め息混じりに言う切島を、上鳴が否定した。
上「2人とも、お互いのこと気にしてる」
確かに、お互い昼食に集中してるかと思いきや、時折チラチラと相手の方を見ているようだ。
それに気づくと同時に、切島たちは疑問だった。
なぜ、お互い気にしてるのに一緒にいないのか？
轟に至っては、一緒にいる女子生徒とはいつどこで出会ったのか？
切「浮気ってわけでもなさそうだしなあ……」
瀬「そもそも轟に限ってそれは有り得ねえよ」
ここにいるメンツは、爆豪を除き、轟がAのことが好きなことを知っている。
爆「ほっとけ、ウゼエ」
突然、爆豪が口を開き、ほかの3人も注目する。
切「そんな事言うなよ、爆豪」
爆「うっせ。てめえのことくらいてめえで何とかしやがれや」
吐き捨てるようにそう言うと、爆豪は空になった皿をお盆におき、立ち上がった。
その後ろ姿を見ながら、切島たちはさっき爆豪が言った意味を考えるのであった。
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轟推し - とても感動して、目から涙がこぼれました。これからも、がんばってください！ (2020年5月9日 3時) (
レス) id: 465ea38479 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 続きがとても気になる!!!! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 0dcad5eff6 (このIDを非表示/違反報告)
のまーん(プロフ) - きゃーっ！キマシタワー！破壊力パネェ！ (2019年8月19日 19時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
日向夏 - 轟くんカッコいい！いつもドキドキしながら読ませていただいてます。毎日更新ありがとうございます！これからも頑張ってください。応援しています。 (2019年8月12日 22時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
漓娜(プロフ) - ああ、、、好き… (2019年8月10日 2時) (レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
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