145. 何も知らない告白 ページ3
「水無月さんのことが好きなんです！僕と、付き合ってください！」
目の前には、顔を真っ赤にさせながら頭を下げる普通科の男子。
こういうことだったのかと、Aは男子を見ながら納得した。
轟も手紙を貰ったことがあるということは、こんなふうに告白されたことがあるということだろうか？
それはそれで、何故か心の奥がザワつく。
変にモヤモヤしているのが気持ち悪く、Aは早く終わらせようと思った。
貴「えっと……ごめんなさい。私、今付き合ってる人がいるの……」
物間には付き合ってることがバレていたが、普通科なら流石に知らないだろう。
お互いまだ好きだと言ったわけではないため、正式に恋人になったとは言い難いが、それでもAはこの男と付き合う気は毛頭なかった。
まだ名前も知らない。個性も知らない。
話したことも無い。
そんな人と付き合っても、すぐに別れてしまいそうな気がする。
そもそも、見知らぬ2人が急に恋人になるなんてこと、普通はあるのだろうか？
そんな簡単に恋が上手くいくものなら、轟と自分はなぜ上手くいかないのだろうか？
次々に出てくる疑問を頭の中に留めて、Aはポーカーフェイスを保った。
「別に付き合っててもいい！僕を見て欲しいんだ！今すぐじゃなくてもいい！取り敢えず、僕の側にいて僕と会話して欲しい！」
Aは正直疑問だった。
なぜ彼は、ここまで自分に拘るのだろうか？
友達が欲しいなら、普通科にもいい子はたくさんいるだろうし、自分が選ばれた理由が分からないのだ。
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轟推し - とても感動して、目から涙がこぼれました。これからも、がんばってください！ (2020年5月9日 3時) (
レス) id: 465ea38479 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 続きがとても気になる!!!! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 0dcad5eff6 (このIDを非表示/違反報告)
のまーん(プロフ) - きゃーっ！キマシタワー！破壊力パネェ！ (2019年8月19日 19時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
日向夏 - 轟くんカッコいい！いつもドキドキしながら読ませていただいてます。毎日更新ありがとうございます！これからも頑張ってください。応援しています。 (2019年8月12日 22時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
漓娜(プロフ) - ああ、、、好き… (2019年8月10日 2時) (レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
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