132. いつまでもこのままで ページ38
轟「ここでXに代入だ」
貴「うう……頭破裂する……」
更に数十分後、今度はAが轟に苦手な数学を教わっていた。
二次関数が苦手なAは、複雑な計算問題や文章問題で躓きやすい。
そのため、二次関数の応用を復習してるのである。
轟「水無月、二次関数全然出来なかったんだな」
貴「う……すみません……」
出来ないのにプラスして、轟のストレートな一言がAの心に刺さった。
どうやら、轟が思ってた以上にAは数学が出来ていなかったらしい。
上から数えた方が断然早い轟に、Aはミッチリ教えこまれたのだが、大して嫌ではなかった。
むしろ、轟と一緒に勉強出来ること、部屋で一緒にいられること自体がとても嬉しかった。
勉強を教えるため、どうしても2人の距離は近くなる。
Aのすぐそばには、轟の綺麗な顔があるのだ。
芦戸がよく、轟のことをイケメンというが、確かにその通りだと轟を見ながらAは心の中で頷いた。
体育祭2位の実力と綺麗なルックスで、轟の人気は広まりつつあるようだ。
そんな人と仲良くなれて、勉強を教えて貰えて、Aは幸せを噛み締めていた。
ずっとこれが続いてほしい。
この楽しい時間が終わらないで欲しい。
もう、恋なんてどうでもいい。
轟といられれば、自分はそれでいいと思っていたのだ。
轟「おい、聞いてたか？」
貴「あ……ごめん、もう1回」
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漓娜(プロフ) - 好きだだァァァ！！！！！！ (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - ひゃ、100話〜!!おめでとうございます！ (2019年5月19日 20時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 続編も面白くて好きです笑頑張ってください！ (2019年5月19日 4時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
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