85. 緊急事態発生 ページ38
上「どうした、芦戸？」
八「芦戸さん……？」
芦戸のただならぬ様子に、上鳴と八百万だけでなく、緑谷たちも芦戸の方を向いた。
芦「上鳴、箱に入ってたアレは1匹だよね？」
上「へ？ああ、そうだよ。てか俺、1匹しか持ってないし」
2人だけで会話が進む中、芦戸の顔がサーっと青ざめた。
芦「ヤバい……本物が混じってたみたい」
上「はァ!?」
上鳴が素っ頓狂な声を上げ、状況を分かってない皆にも説明する。
八「何をなさっているのですか、お2人とも！」
緑「ってことは水無月さん、もしかして今ゴキブリと一緒に部屋に1人なの!?」
麗「それまずいよ……」
麗日が想像しただけで震え上がり、他の皆の顔も青ざめている。
飯「取り敢えず、水無月君には部屋から出てもらわないと……」
芦「それが、床に箱を落としちゃったみたいで、床にいるんだって。水無月はベッドの上に逃げたらしいんだけど、そこから怖くて動けないって」
芦戸は電話を片手に説明する。
緑「芦戸さん、通話をスピーカーにして。何かあった時、瞬時にわかった方がいいから」
芦「分かった！」
芦戸は、水無月に了承を得て携帯をスピーカーに設定した。
その途端、水無月の啜り泣く声が皆の耳に入った。
麗「Aちゃん……」
蛙「きっと怖いのね、泣いてるわ」
飯「なんとかして、水無月君を助けないと……」
しかし、完全に想定外な状況で、それを打破する解決策を思いつく人は1人もいなかった。
八「取り敢えず、水無月さんを落ち着かせてあげませんと、パニックになってしまったら大変ですわ」
上「もう轟呼ぼうぜ。怒られる覚悟で」
上鳴が自分の携帯を取り出し、轟に電話をかけ始める。
その横で麗日や八百万が、芦戸の電話越しに慰めていた。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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