72. 煽りvs天然 ページ25
貴「物間君って勉強熱心なんだね！」
突然物間を褒めたAに、皆は「え」とAに注目した。
物「当然だろ。A組よりB組の方が学力も個性も上だということを証明してやるんだからさ。
君たちも、くだらない恋愛ごっこなんかしないで、ヒーローへ向けての努力に時間を費やしたらどうだい？」
ペラペラと話す物間に、皆は「何故2人のことを知ってる？」という顔だ。
物「君たちの噂はB組にも届いているよ、水無月Aと轟焦凍。なんでも、仮カップルなんだって？まったく、イケメンで推薦入学で余裕ありまくりじゃないか。いいねェ、出かける暇あるくらい余裕で、さ」
ニヤッと不敵な笑みを浮かべる物間。
完全に敵意が轟に向けられているのは、誰の目にも明らかだった。
貴「物間君もイケメンじゃん」
唐突に爆弾発言をしたAに、A組皆はもちろん、轟や物間も一瞬目が点になる。
しかし、物間はすぐに態勢を立て直し、かなり動揺しながらも口を開いた。
物「ふ、ふん、お世辞なんかいらないね。大体、イケメンの彼氏がいながらそういうことを言われても、正直嫌味にしか聞こえないんだよね」
貴「お世辞じゃないし、嫌味でもないよ？」
コテン、と首を傾けるAは、おそらく本心からそう言ってるのだろう。
貴「物間君、顔綺麗だし個性も結構頭脳派なやつでしょ？いい彼女出来ると思うな〜」
物間の煽りは、今まで拳藤の鉄拳しか止める方法はなく、爆豪を挑発した時はほぼ爆豪の力ずくであった。
それをAは、いとも簡単に物間を止めることに成功したのだ。
流石の物間も、この状況は想定外だったようで、なんと言っていいか分からないようだ。
そんなことなど梅雨知らず、Aは再び口を開いた。
貴「私、いつも思ってたんだよね。物間君は、B組のことをいろいろ考えているんだなって。クラス思いだよね。きっといいヒーローになると思うよ！」
流石にここまで言われてしまうと、物間も煽りで返すことは出来なかった。
貴「行こっか、轟君」
轟「お……おう」
ポカンとしたままの物間とA組の皆を他所に、Aは轟の腕を引いて出かけて行った。
その後ろ姿を見ながら、皆は思うのだった。
やはり、Aの天然は恐ろしいと。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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