64. 恋の病 ページ17
次の日の朝。
いつも通り、轟とAは一緒に登校しているのだが、轟は昨日のこともあってやはりAと目を合わせることが出来ないでいた。
Aはというと、轟が目を合わせてくれないことには気づいていたが、何故かまでは分からず、少し俯きながら歩いている。
しかし、この前みたいにお互い避けあった状態でいるのは苦しいだけだ。
Aは意を決して、轟に声をかけることにした。
貴「轟君」
轟「……なんだ？」
返事はしてくれるが、やはり目線は前を向いたままだ。
イラッときたAは、数歩轟よりも早く歩くと、前に回って轟と向かいあった。
こうすれば、必然的に轟と目が合うからだ。
案の定、久しぶりに轟とバッチリ目が合う。
すると、目を見開いた轟の頬が僅かに赤くなったのだ。
これには、Aも鳩が豆鉄砲を食らったかのように驚いて、目を見開いた。
貴「と、轟君どうしたの!?顔赤いよ？」
何も言わない轟の周りで、どうしたらいいか分からずAはアワアワしている。
しかし、轟は冷静にはあっと息を吐くと、「水無月」と呼んだ。
轟「悪い……俺もしかしたら、病気かもしれねえ」
貴「病気!?具合悪いの？」
心配になって前のめりになったAが、胸を押さえた轟の腕に触れる。
轟「なんか、胸が苦しくて……顔があちぃ」
貴「それ、大丈夫じゃないよ！保健室行こう！」
轟の腕を掴んだAは、早く行こうと急かす。
するとそこへ、
切「よう、2人とも！」
八「轟さん、水無月さん、おはようございます」
上「どうした、こんなところで？」
耳「うわ！轟、顔真っ赤……」
切島と上鳴、八百万と耳郎が、ちょうどやってきた。
轟の顔を覗き込んだ耳郎が、驚きの声を上げたことで、3人もなんだなんだと轟の顔を見る。
切「お前、どうした？大丈夫か？」
八「風邪でしたら大変ですわ。早く保健室へ」
上「……いや、これは違うんじゃねえか？」
4人の中で唯一上鳴が、違う考えにたどり着いた。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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