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後輩ちゃん 7 ページ49

「世羅さんの言いたいことは分かるけど、私たちマネージャーの役割は、選手のサポート。選手の練習しやすい環境を作ることが大切だから、めんどくさいかもしれないけど、これで覚えて欲しいな」


そう諭すように言えば、世羅さんはしぶしぶ頷いた。

なんか、こうして意見をもらうと、私のやり方が果たして合っているのか気になる。

練習しているみんなから何か意見が出たことはなかったから、今まで変えずにずっとこのやり方で来ちゃったけど……。

御央花さんと真川さんにも何も言われたことがなかったから、てっきり大丈夫だと思ってた。

本当に、今のやり方で大丈夫かな……。

今日の練習が終わったら、金田一と国見に聞いてみようかな。

その後も、教える度に世羅さんからは意見をもらってしまった。

こうした方がもっと効率的だとか、時間の無駄になるとか……。

もしかして私、要領が悪いのかな?

後輩にこんなに指摘されてるようじゃ、これから先輩としてやっていけるか不安になってしまう。

仕事は今まで遅れたり終わらなかったりしたことはないけど、早く終われば確かにありがたい。

でも、今のやり方を変えて、みんなの練習に支障が出たら、それはそれで申し訳ない。

このやり方で慣れてしまったのなら、いちいち変える必要もないかなとも思うけど……。

みんなのことを考えたら、私の中ではこれが最善だと思うんだ。

ただ、私だけの意見じゃ多分結論が出ないから、やっぱり聞いてみるしかないよね。

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作者名:くれは* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年12月3日 19時

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