その2 ページ30
樹「ちょっとまばたき我慢できる？」
『はーい。』
マスカラを塗ってもらってる間は目を閉じることができなくて。
正面に樹くんの真剣な顔がある。
北斗以外の男の子の顔をこんな近くで見たの初めてだ。
まぁ、北斗はこんな長い時間まじまじ見させてくれないけど。
すぐ照れてそっぽ向いちゃうからね。
樹くん睫毛多いなぁ。フサフサだ〜。
あと目が綺麗。
白目真っ白で黒目真っ黒。うらやましい。
樹「なに？見惚れてんの？」
『なっ…！ち、違うよ！』
樹「そう？ここ、赤いけど。」
『チーク！チークだ！』
樹「ふっ、俺まだ塗ってねぇよ。」
『〜〜〜っ！！もうやだやめる！！』
樹「ちょ、ごめんって。もう言わねぇから。大人しくして。」
それからもくすぐったいのやら照れくさいのやら我慢して、
最後に口紅を塗ってもらってるんだけど…。
顎を持ち上げられてる手がしぬほど恥ずかしいよ何これ！！
目を閉じるのもなんか問題あるし
すぐ目の前は樹くんで見られないし、で
眼球だけ目一杯横に反らしてる。
目が疲れてきた…。
樹「その悔しそうな感じそそるわー。」
『っ、さいふにしてやる…！ぜったいさいふにしてやる…！』
樹「怖いって。
はい、完成。あと髪の毛少しいじってあげるよ。」
『え？樹くんそんなこともできるの？
メイクできるのも不思議だったけど…
はっ！もしかして樹くんじょそ「違うから！！」』
樹「前付き合ってた子がこういうのやって欲しがる子だったんだよねー。」
だんだん重くなってきてすぐ別れちゃったけど。って
同い年とは思えない恋愛エピソードを話す樹くんは少しめんどくさそう。
これがモテ男ってやつか…。
でもお互いの身だしなみを整えてあげたり、なんてちょっと憧れるなぁ。
私もほくにゃんの髪の毛梳かしてあげたい…。
照れて暴れそうだけど。
樹「ぜんぶ上げる？ハーフアップくらいにしとく？」
『ぜんぶ！』
樹「りょーかい。」
時々うなじに手が触れてびっくりしちゃうんだけど、
そろそろ樹くんに触られるのにも慣れてきた。
髪の毛を梳いてる指が気持ちよくて寝そう。
樹「首がっくんがっくんしてたらできねぇって。」
『お腹いっぱいで眠くなっちゃった…。』
樹「なにもう可愛い。あい、できたよ。綺麗だから、鏡見に行こうぜ。」
『わーい、樹くんありがとー。』
樹「超眠そうじゃん。」
私が不器用なんじゃない！樹くんが特別器用なんだ！！→←樹くんとの休み時間
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3337人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
momo(プロフ) - やばい。最高に好きです。お話更新してくれたら嬉しいです！ (2022年2月23日 12時) (
レス) @page41 id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎぷ−る - 可愛い。。ほっくんが可愛い。。だぁぁぁぁぁあ！！推しになりそうです。。 (2021年1月21日 22時) (レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 続き気になります(TT)更新頑張ってください！！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8bc7822677 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - みゅみゅさん» ありがとうございます(;_;)私も知らぬ間にいつの間にか終わってました…続けたい気持ちはあるのでなんとかネタが湧き次第頑張ります！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - ゆいさん» ほったらかしにしてたらいつの間にか終わっとる！！Σ申し訳ありません、ネタは切れてますが続ける気持ちはあります(;_;)お褒めの言葉ありがとうございます！なんとか絞り出します〜！;; (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年5月14日 13時
