ごりらげいう ページ14
ザァーーーーっ
『なんてこったい。』
最近学校の近くに新しくパン屋さんができたから、
昼休みに北斗と二人で買いに来てみたんだけど。
『これなんて言うんだっけ？ごりら…？』
北「ゲリラ豪雨な。」
美味しそうなほかほかのパンを買って外に出てみたらこれ。
ものすんごい雨。
10メートル先見えないよ。
『ちなみにほくにゃん傘持ってる？』
北「持ってるように見える？」
両手を上げた北斗は腕にぶら下がってるパンの袋と、
ズボンのおしりに入ってる財布以外何も持ってなさそう。
『ですよねー。』
かくいう私も同じような身軽さで。
しかもこの雨じゃ、傘なんて差しても差さなくても一緒じゃないかな。
北「ちょっと待つか。」
『次の授業間に合うかなぁ。』
パン屋さんの軒先、かろうじて屋根に守られてるスペースに。
少しでもはみ出せばずぶ濡れになってしまうから、
二人でできるだけ近付いて。
時折ちょこっと触れる肩がくすぐったくて恥ずかしい。
しゃべれなくなっちゃって、
地面に跳ね返る雨粒を見つめてた。
北「…あのさ、」
『え？っ！！』
ちょこちょこ触れてた私の右手は北斗の左手に捕まった。
思いきり手を握られて、
びっくりしてそっちを振り向くと
絶対私に見られないように北斗はこれでもか、というほど顔を逸らしている。
でも髪の毛から覗くお耳が真っ赤っか。
照れ屋さんな北斗なのに、それでも見たことないくらい赤い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
momo(プロフ) - やばい。最高に好きです。お話更新してくれたら嬉しいです！ (2022年2月23日 12時) (
レス) @page41 id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎぷ−る - 可愛い。。ほっくんが可愛い。。だぁぁぁぁぁあ！！推しになりそうです。。 (2021年1月21日 22時) (レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 続き気になります(TT)更新頑張ってください！！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8bc7822677 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - みゅみゅさん» ありがとうございます(;_;)私も知らぬ間にいつの間にか終わってました…続けたい気持ちはあるのでなんとかネタが湧き次第頑張ります！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - ゆいさん» ほったらかしにしてたらいつの間にか終わっとる！！Σ申し訳ありません、ネタは切れてますが続ける気持ちはあります(;_;)お褒めの言葉ありがとうございます！なんとか絞り出します〜！;; (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年5月14日 13時
