的確に振れ ページ1
『ほくちー、自販機行くけどなんかいる？』
北「あ、俺も行くわ。」
お昼休みまであともう半分、ってとこの休み時間。
ふたコマ分続いた授業の息抜きになんとなく体を動かしたくて。
ちょっと遠い自販機まで行こうかなと思ったんだけど、
北斗はそっちまでついてきてくれるみたい。
『北斗ってば私のこと大好きじゃん！さみしい？さみしいの？！』
北「違うから。そこにしかないやつ飲みたいだけだから。」
『あれか！振って飲むプリンか！飲むものまでかわいいな！！』
そんなこんなで二人仲良く離れた棟の自販機までやってきた。
途中偶然会った風磨に、
お前ら四六時中一緒にいんじゃん。なんてからかわれたり、
ほくたんファンのお姉さま方に(北斗が)声をかけられたりしていろいろ大変だったけど。
『じゃーじゃん！！恒例の自販機じゃんけんやりまーす！』
北「今日こそ勝つわ。」
それじゃあいくよー、とお互い右手を握りしめたところで
Aちゃん？と、聞き覚えのある声に呼ばれた。
『阿部先輩！なんだかお久しぶりですね。』
阿「検定の勉強してたから立て込んでて。もう終わったけど。」
『あ、前言ってたやつですよね。えっと、パソコンの…』
阿「情報処理検定ね。無事受かったよ。」
『わー、おめでとうございます！
じゃあ今度何かお祝いの品を持ってきますね。』
阿「…そしたらさ、
品物はいいから…週末一日付き合ってくれないかな？」
『え？』
受験勉強が本格的に忙しくなる前に遊びに行きたいんだ、って
阿部先輩なら着々と勉強して、忙しさに追い込まれるなんてなさそうだけど…
なんて答えていいか一瞬考えて、
委員会の人たちとか、みんなでなら…と返そうとした私の声は、後ろから聞こえてきたガコン、ガコン、という
自販機の口に二つ飲み物が落ちてくる音でかき消された。
北「はい、お前の。」
『え、ほくてぃん買ってくれたの？！ありが…まって、私はプリンじゃなかったよ？！』
北「うまいよ？それ。」
『プリン大好きほくたん可愛いかよ…。まぁいっかおそろいだから！』
授業が始まるから帰ろ、とどんどん足を進めてしまう北斗を
阿部先輩にごめんなさいをして追いかけた。
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momo(プロフ) - やばい。最高に好きです。お話更新してくれたら嬉しいです！ (2022年2月23日 12時) (
レス) @page41 id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎぷ−る - 可愛い。。ほっくんが可愛い。。だぁぁぁぁぁあ！！推しになりそうです。。 (2021年1月21日 22時) (レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 続き気になります(TT)更新頑張ってください！！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8bc7822677 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - みゅみゅさん» ありがとうございます(;_;)私も知らぬ間にいつの間にか終わってました…続けたい気持ちはあるのでなんとかネタが湧き次第頑張ります！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - ゆいさん» ほったらかしにしてたらいつの間にか終わっとる！！Σ申し訳ありません、ネタは切れてますが続ける気持ちはあります(;_;)お褒めの言葉ありがとうございます！なんとか絞り出します〜！;; (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年5月14日 13時
