じゅうさん ページ14
＿＿ チチチッ ピヨピヨ
眩しい朝日のお陰で目が覚めた。
『……あ、れ？』
(私あれから寝てしまったんだ。)
隣に一昨日はあった温もりはなく、
なんだかいつもより肌寒さを感じた。
ヒロト、どこ行ったんだろう。
＿＿＿ ピロリン
ベッドから立ちあがったちょうど
そのタイミングで携帯が鳴った。
送信者はヒロトで
【 先に行ってろ 気が向いたら行く。】
といつも通り、ヒロトらしい一言だった
わかった、と一言返信すると私も準備して学校に向かった。
＿＿＿
今週日曜からフットボールフロンティアの予選が始まる。初戦は無名校との対戦とはいえ気は抜けない。永世学園初めてのサッカー部設立後の試合だ。部活でも試合前となると更にメンバーに緊張が走る
マネージャーとしてもっと自分に出来ることはないかと考え、一人一人のプレイスタイルはもちろん、癖や弱点などをノートに纏め、それぞれにあった練習プランを考える。
「 よし、今日はもう終わりにしよう」
キャプテン＿タツヤの一言で皆がグラウンドに集まり瞳子ちゃんにしめてもらう、そして解散というのが永世学園サッカー部の流れだ。
＿＿ 今日は結局ヒロトの姿はどこにも無かった
皆が帰宅した後もマネージャーの私は色んな作業＋片付けで遅くなってしまい時計をみるといつの間にか21時
キリがいいところでなんとか作業を止め今日は帰ることにした
＿＿＿ ガラッ
突然部室の扉が開く
「A、もう遅いから一緒に帰ろう。」
立っていたのはタツヤだった。
『あれ、タツヤ？ 帰ったんじゃ、』
「いや。A最近いつも遅いって玲名から聞いて、もう夜は暗いし女の子一人じゃ心配だからね」
さすが永世の貴公子と言ったところか。
紳士的なタツヤは学園でも一二を争うくらいにモテモテだったが大概の女の子たちはこの優しさに惚れるんだろうな…
『ありがとう…』
「…ヒロトじゃなくてガッカリした？」
『へっ？ なんで、？ ヒロト？』
「だって最近お日さま園に帰ってないのは…ヒロトのところに居るからだろ？」
＿＿やっぱりバレていたのか。
違うよと返事をしたところでタツヤにはお見通しなんだろう。大方瞳子ちゃんが先にタツヤには話したのかも知れないし。
「なんでヒロトの言いなりになるんだよA。サッカー部の為だからといって…僕らの為だからといってそれじゃあ…」
黙ってしまった私にさらにタツヤが詰め寄ってくる、
(ちがう、違うんだよタツヤ)
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マルコス - ヒロトイケメンすぎる////////さらに惚れたわ////////作者さんに感謝m(__)m更新頑張ってください!!!! (2018年12月15日 12時) (
レス) id: 6de33aab01 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - めっちゃおもしろい！ヒロトかっこよすぎ！！更新頑張って下さいー！！！ (2018年12月1日 23時) (レス) id: f31aecc51b (このIDを非表示/違反報告)
玲花(プロフ) - はづき☆さん» コメントありがとうございます…！励みになります！更新頑張ります*:･:*:･ (2018年11月12日 20時) (レス) id: ff28bf8991 (このIDを非表示/違反報告)
玲花(プロフ) - りっかさん» 何回も読んでくださってるのですか(；；)ありがとうございます！嬉しいです(；_；)頑張ります！！ (2018年11月12日 20時) (レス) id: ff28bf8991 (このIDを非表示/違反報告)
玲花(プロフ) - 五瀬希林さん» 楽しんで頂けたなら何よりです！(*´ω`*) (2018年11月12日 20時) (レス) id: ff28bf8991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲花 | 作成日時：2018年10月29日 2時
