Shine destiny 5

告げる答え ページ11

今日はユジンに誘われて
漢江にあるカフェに行くことにした。






YJ｢誘ったのは報告があるからなんだけど……｣




｢ついにミンジュオンニと付き合った？笑｣




YJ｢ちょっ…ちょっと！違う！｣






冗談で言ったのにそんなに焦らなくても。




顔赤くなってるし笑






YJ｢音楽番組のMCが決まりました！｣




｢うわぁ！おめでとう！｣






IZ*ONEの公式MCユジンが
ついに有名な音楽番組の新MCになる。




こんなに嬉しいことはない。




しばらく私たちはその話で盛り上がっていた。






｢実はね……私もユジンに言いたいことがあって。｣






自分の将来を考えて出した答え。




事後報告にしたくないからユジンには先に伝えたい。






｢………別れようと思ってる。｣




YJ｢……チェウォンオンニと？｣






驚いた顔をしながら聞かれる。




私は小さく頷いた。




社長と話したこと自分自身で
たくさん悩んだことすべての理由を説明した。






｢それに…もしオンニとのことが世間に広まったら
また色んな人に迷惑かけちゃうし……｣




YJ｢怖いんでしょ？また自分が弱くなっていくのが。｣






ユジンが返してきた言葉はストレートなものだった。




でも本当にその通りだと思う。






｢…うん。｣




YJ｢ごめん…言い過ぎたよね……｣




｢ううん…こんな弱い自分が嫌だから……
1人になってまた0から始めて強くなりたい。｣




YJ｢……私は反対だよ。｣






思い返せばユジンに
私の考えを否定されたのは初めてのことだ。






YJ｢Aにとってチェウォンオンニが
どれだけ大きな存在なのか知ってるから。｣






ずっとそばにいてくれたからこそ
私のことをすごく心配しているのが伝わる。






YJ｢少し距離を置くとかそういうのじゃだめなの？｣






最初は私も同じことを考えた。






｢私が納得できるまで何年かかるかわからないのに
オンニを引き止めるなんて出来ないよ。｣




YJ｢でも……｣




｢その間にオンニが幸せになれるような人と
出会った時…私の存在が邪魔になっちゃう。｣






オンニが幸せでいてくれることが私の1番の願い。






YJ｢わかるけど………それでも…私は反対だよ。｣






最後の方は俯きながらの小さな声だった。




ユジンは私のことをよくわかっている。




でも……ここで変わらないと
大きな決断をしないと何も手に入らなくなる。

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