Monochrome 2

サプライズ ページ5

『♪♪♪♪』






「もしもし？」




YR「仕事終わった？」




「ちょうど会社出て今から家に帰るよ。」






だいたい5人で集まるっていうのに
どうして会場が私の家なんだろう。




ユリは私の家の鍵を持ってるから
先にもう4人で集まってるはずだ。






YR「会社のすぐ近くにあるコンビニにいる？」




「そうだけど……よくわかったね笑」




YR「ストップ！そこで一時停止！」




「あっ…うん。」






ユリに言われた通り止まる。




……というかなんで止まるの？笑






「止まったけど？……うわっ！」






電話越しに声が聞こえなくなったと思ったら
後ろから誰かに抱きつかれた。






YR「えへ笑…びっくりした？」




「ユリ…会いたかった。」




YR「っ！……うん…私も。」






外だけど思いっきりユリを抱きしめた。




お互い仕事が忙しくて1ヶ月くらい会えてなかった。






YR「…A……好き。」




「うん…私もだよ。」






このままでいたいけど
みんなに怒られちゃうから手を繋ぎながら家に帰る。




3人はもう家にいて先に準備してくれているらしい。






YR「ただいま〜！」




NK「うわ〜A久しぶり！」




HM「元気だった？」




「ひとみ髪切ったんだ？」




MJ「ねぇ！私も切ったよ！」






やっぱり5人揃えばうるさくなる笑






NK「久しぶりにみんなが揃ったことに乾杯〜！」




「乾杯！」




MJ「美味しそう〜」




HM「ユリが料理出来るとは思わなかったなぁ。」






私の仕事が終わる前から
みんなで色々と作ってくれていたみたいで
テーブルにはたくさんの料理が並んでいる。






YR「最近料理始めたの。」




NK「きっかけは？」




YR「だいたい私の職場は定時で終わるけど
Aはいつもすごく忙しいから……」






ユリの言う通りウンビさんという鬼上司がいる
職場は忙しくてなかなか定時に帰ることが難しい。




その分ちゃんとお金は頂いてるから
文句を言うつもりは無い。




夜遅くに疲れて帰ってくる私のために
時々ユリが家に来てくれてご飯を作ってくれる。






MJ「Aのためってこと？」




YR「まぁ…うん。」




HM「ユリは本当に健気だね。」




NK「早く結婚しなよ笑」






ユリはいつも私のことを気にかけて支えてくれる。




心から感謝してるし
私もユリに何かの形で恩を返したいと思っている。

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