Monochrome 2

今やるべきこと ページ18

HW｢とりあえず出来ることは全部やった。｣






へウォンさんが急遽作ったプログラミングが
上手く作動したら2人を助けられるのだろうか。






HW｢A…お願いしたいことがある。｣




｢はい。｣






HW｢私はここに残ってコンピュータの動きを見ながら
2人を助けるための指示をしたいと思う。｣






コンピュータを操作できるのは
へウォンさんしかいない。




この場を動くことは出来ないだろう。




何が起きているのかわからない場所に
大人数で向かうと万が一の場合に対応できない。






HW｢……イェナを助けて欲しい。｣






今……私がやるべきこと。




へウォンさんの指示を聞きながら建物に入り
イェナさんとさくらさんを救う。






HW｢でも…危険が伴うかもしれないから……｣




｢私にやらせてください。｣




YR｢A…｣






ユリが私の腕を掴んでくる。






｢ユリ…大丈夫だよ。｣




CY｢さくらさんをよろしくお願いします。｣






私が建物の中に入りへウォンさんとチェウォンさんと
ユリとチェヨンさんの4人はここに残る。




ユジンさんとウォニョンさんは
もしもの時のために建物の近くにいてくれる。




ウォニョンさんは実際に見て情報を集めて
へウォンさんに送ると言ってくれた。






CW｢Aさん……少しいいですか？｣






チェウォンさんに呼ばれ
みんなから少し離れたところに行く。






CW｢ウンビさんには連絡はしましたが
ここに到着するまで時間がかかります。｣






黒組織が危機に晒された時
いつだって冷静な判断をしてきたのはウンビさんだ。




そのウンビさんがいない
今はチェウォンさんが判断するしかない。






CW｢この騒ぎが誰の仕業なのかわかりません。
ただひとつ言えることは誰のことも
信じられない状況だということです。｣






黒組織と白組織に恨みを持っている誰かなのか……
ここにいる誰かなのか………




はたまたさくらさんやイェナさんの
自作自演の可能性だってある。






CW｢命の危険を感じた時は
……迷わずにこれを使ってください。｣






チェウォンさんはそう言って私の腰元を触った。




表情から私をものすごく心配しているのが伝わる。






CW｢もちろん…私のことも信用しなくていいです。｣




｢私は…チェウォンさんのこと信じてます。｣




CW｢Aさん……｣

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