嫌な予感 ページ16
CW「当時は14億5000万円……セキュリティ強度が
どれだけ維持されているかで
契約内容を決めた方が良いですね。」
HW「二手に分かれて不備がないか調べてみよう。」
チェウォンさんとへウォンさんで
外観と周辺の自然状況の調査。
私とイェナさんで内観の調査をすることになった。
YN「Aは2階を調べてきて。」
ミシミシと鳴る木の階段を上っていく。
全体的に少し古びた雰囲気はあるけど
それもダミーなのかもしれない。
途中立ち止まって自分の腰元を触る。
「……使うことなんてないよね。」
3日前にウンビさんに連れていかれ銃を調達した。
必要ないと思ったけど契約相手によっては
命を狙われる可能性もあるから護身用に持っておけと何度も念を押されたから持つことにした。
射撃練習もしたけど…我ながら意外と才能があった。
それでも実践で使いたいとは思わない。
「…早くしないと。」
仕事が遅いとイェナさんに
怒られちゃうから早く調べないと。
この建物の設計図も簡単に省略化して
書かれたものしか残っていないから部屋のつくりや
状況も事細かに記録する必要がある。
「広いなぁ。」
人がいない家というのは
表面上の美しさが保たれる一方
中から少しずつ腐っていってしまう。
まるで人間のよう。
必要な人を失えば
少しずつ自分の中にある感情が腐敗してしまう。
約15年経っていて使う頻度が少ないはずの別荘。
それにしては不自然なくらい完璧だ。
やっぱり本当に国の重要機密情報を
管理していた可能性が高いんだ。
それとも……誰か使ってる？
いや…発想があまりにもぶっ飛びすぎている。
『バタンッ………キキィ……』
何の音？……聞こえたのは1階からだ。
何となく嫌な予感がして走って1階まで降りていく。
｢イェナさん？｣
何度呼んでも返事がない。
｢イェナさん！｣
この別荘は端から端までの距離がかなりある。
左と右どっちに行くべきだろうか。
｢イェナ…さん？｣
右の方にある1番奥の部屋。
扉が開いている。
『ピッ…キィ……ガチャッ』
ドアノブに手をかけたのとほぼ同時に音がした。
何かが作動してドアが閉まるような音。
でも周りを見回してもどこにもドアなんて無かった。
そして……イェナさんもいなかった。
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PON2(プロフ) - 冬眠中のにんじんさん» 応援ありがとうございます！同じタイトルのものがありましたがフォロワー限定で読むことが出来なかったので確認出来ませんでした。万が一そういったことがあったのなら悲しいです。教えてくださってありがとうございます。 (2021年9月8日 21時) (
レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠中のにんじん(プロフ) - PON2さんのmonochromeがプリ小説というところに盗作と思われるものがありました…本人でしたらすみません PON2さんの作品が全て大好きなので思わずコメントしてしましまいました！これからも応援してます！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: 60b4912c7e (このIDを非表示/違反報告)
PON2(プロフ) - ナッコ好きさん» IZ*ONEを中心としたものを書きたいと思っているので申し訳ないです！へウォンちゃんに関するリクエストは他の方からもいただいているので少しお待ちください！(その中でfromis_9が出てくるシーンを書ければ書いてみますね！) (2021年3月20日 2時) (レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
PON2(プロフ) - りあちゃさん» たくさん好きなところを書いていただけてすごく嬉しいです！！これから登場していく部分も少しずつ増えると思うので少々お待ちいただけると嬉しいです！ (2021年3月20日 2時) (レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
ナッコ好き - fromis_9たちの小説はかけますか？ もし書けるのであれば嬉しいです！... (だめなら、カンちゃんメインにしてください。ご検討よろしくお願い致します！) (2021年3月19日 19時) (レス) id: 3d1c467f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PON2 | 作成日時：2021年3月10日 1時
