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一話 ページ2

夜中に物音がして目が覚めた。



物音がした方に行くと銀ちゃんが玄関にいることがわかった。


私は銀ちゃんに話しかける。



「こんな夜中にどこ行くアルカ。」



「…ああ。神楽か。わりぃいな起こしちまって。」



違う。違うよ銀ちゃん。そういうことを言ってるんじゃない。


「そんな顔すんな。戻ってくるからお前は寝てろ。」



人のこと言えない。とはまさにこのことだ。



今の銀ちゃんの顔のほうがよっぽどひどい顔をしている。



笑顔なのに泣きそうな顔。


「いつもそうアル。一人で抱え込んで、いま銀ちゃんは何を考えているアルカ。」



「………わりぃな。」




そう言って銀ちゃんはどこかに出かけて行く。



「たまには頼ってヨ…。」



そんな声はドアの閉める音によってかき消された。

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白桜姫 - 続き見たい (2018年10月17日 18時) (レス) id: 6519ad1531 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてます!m(_ _)m (2018年4月4日 22時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽璃 x他1人 | 作成日時:2017年1月3日 15時

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