9.淡い色 ページ9
テオ(姫様は渡さない！肥やしにしてやらねば…！)
一方ナレクはつい言ってしまったことに対して真っ赤になっていた。
ナレク(……お…俺様が恥ずかしがることなんて何もない！そうだ、俺様は何も悪くない！)
A「えっと、ナレクが泊まる部屋に案内するね！そこに荷物も運んでもらおう。」
Aは少し気まずい雰囲気を一掃するように口を開いた。
ナレク「あ…ああ。」
テオ「俺も行くぞ！姫様！」
王妃「それならテオちゃん、お茶を持って行ってくれないかしら〜？」
テオ「は…はい。」
有無も言わせぬ笑顔で王妃はテオに頼んだ。
イナコ王「王妃が淹れるお茶は世界一美味しいからな！がっはっは！」
王妃「うふふ〜♪ 嬉しいわ〜。」
相変わらず仲睦まじい様子でイナコ王も見守っている。
王妃「あ、それとテオちゃ〜ん。そこにある紙をナレクちゃんのお付きの人に渡しておいてくれないかしら？」
テオ「紙ですか。…あ、これですね。」
中身は見えないようにきちんと封入されている。
テオ「では今行ってきます！」
テオは今すぐにでもAのところへ行きたいのか全速力で親衛隊のいるところへ向かった。
イナコ王「さすがテオ！もう見えなくなったぞ。」
王妃「頼もしいわ〜。」
……
その頃のAとナレクはというと。
ナレク「なんだこれは。」
ナレクは部屋に飾ってあったり置いてあるものが気になってしょうがない様子だ。
A「これはイナコの伝統的な木彫りだよ。」
ナレク「なんか変な顔だな。」
A「ははは…。そうだね…。」
これはとある少年を恐怖に追い込んだ代物だ。
A「ナレクが止まる部屋はここだからね。ミリドニアよりもずっと狭いけど…。あ、あと雨漏りしていたらこのバケツを使って！」
そう言ってAはバケツを渡すが、
ナレク「？…雨漏りとはなんだ。」
A「え…っと。上から水が垂れてくることがあるからそしたらこのバケツを置いておいて。」
ナレク「分かった。…お前の部屋はどこだ？」
A「私の？この廊下を真っ直ぐ行った先にあるよ。」
ナレク「ふっ…。これで毎日いつでも俺様の顔を見れて満足だろう！」
A「何でそうなるのかな！？」
ミリドニアでの生活を思い出させるようなそんなことを話しているとドアをノックする音が聞こえた。
親衛隊1「ナレク様！王妃様から預かってきました！」
ナレク「ああ。貸してくれ。」
そう言ってナレクは封筒に目を通した。
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八剱(プロフ) - 縁夏さん» ありがとうございます^ ^ リオットさんの小説楽しみです！ニヨニヨしながらお待ちしております！ (2016年10月22日 20時) (
レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 八剱さん» とても楽しみです！僕も今書いてる小説(駄文w)が終わったらリオットさんの小説を書こうかなと思ってますw← 続き、心よりお待ちしております！！ (2016年10月21日 21時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - 縁夏さん» 縁夏様ご感想ありがとうございます！ そのようなことを言っていただき嬉しいです(o^^o) これからもリオットさんたくさん出す予定です！ アプリでは本編がまだ出ていないので想像の部分もありますが楽しんでいただけたら光栄です( ^ ^ )/ (2016年10月12日 23時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 初めまして！縁夏(えんか)と申します！リオットさんが大好きなので、出番が多くてとても読むのが楽しかったです！これからも頑張ってください！！ (2016年10月11日 22時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - MIRANOさん» ご感想ありがとうございます！今はミリドニア組のお話がメインなのでリオットさんたくさん出てきます。これからもできるだけ早い頻度で更新出来ればいいなと思っております！ (2016年9月28日 0時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八剱 x他1人 | 作成日時：2016年9月13日 22時
