5.考え込んだ色 ページ5
A「はぁっ…はぁっ…。…えっと…。」
息をきらしたAの目先には何台もの馬車が止まっている。
テオ「ん…？ミリドニアの紋章が書いてあるぞ？」
A「でも攻めてきたわけじゃなさそうだね。」
ホッとしたのもつかの間、突如馬車から紙吹雪が舞った。
テオ「あ…あれは…！」
紙吹雪の中降りてきたのはテオとはまた違う濃い緑の宝石を埋め込んだような見た目は本当の王子様であった。
A「ナ…ナレク！？どうしてここに！？」
ナレク「ふっ…。お前が俺様を必要としていると聞いたからな！この俺様自ら来てやったぞ！」
テオはナレクに聞こえないように小声でAに言った。
テオ「姫様、手紙でも書いたのか？」
A「私は書いてないけど…。」
Aとテオは急にイナコにやって来たナレクに驚きを隠せない様子だ。
A「それでナレクはどうしてイナコに？」
ナレク「ピンクのなんかブサイクのがミリドニアにいたからな。そいつから聞いた。」
テオ「グリまるか！」
A(それだけでグリまると分かっちゃうって…。)
ナレク テオ「痛っ！」
A「えっ！？」
……
グリまる「グリまるはブサイクじゃないリン！！」
……
ナレク「ま…まあそれでだな、」
〜ナレクの回想〜
ミリドニアの朝市にてグリまるはゼリーの材料であるゼラチンを買うためにキャラバンを持って行った。
グリまる「リンリンリーン♪ いらっしゃいませリーン！ イナコでとれた新鮮な野菜売ってるリーン！」
いつも通り人目を避けてお城を抜け出していたナレクは後ろから「ナレク様！」と怒る声が響いたのも気にせずにキャラバンへ近づいた。
ナレク「あの丸いのはイナコの…。」
グリまる「あれ？ ミリドニアの王子なのリン！ いらっしゃいませリーン！」
ナレクはキャラバンの周りを見渡したあとにグリまるに言った。
ナレク「今日はあいついないのか？」
グリまる「姫リン？ 姫は収穫祭の準備で忙しいリン。」
ナレク「収穫祭だと…！？そのようなかっこいい行事にこのミリドニアの王子、ナレク様が呼ばれていない！」
ナレクはつい大声で叫んだ。
グリまる「うるさいリン…。」
ナレク「そういえばなぜお前はここにいる？ イナコは忙しいのではないのか？」
グリまる「忙しいリン…。けれどゼリーの材料を買うお金が足りないリン…。」
ナレク「ゼリーの材料を買うお金がないだと…！？ それがなくてあいつは困っているのか。ふむ…。」
ナレクは考え込んだ。
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八剱(プロフ) - 縁夏さん» ありがとうございます^ ^ リオットさんの小説楽しみです！ニヨニヨしながらお待ちしております！ (2016年10月22日 20時) (
レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 八剱さん» とても楽しみです！僕も今書いてる小説(駄文w)が終わったらリオットさんの小説を書こうかなと思ってますw← 続き、心よりお待ちしております！！ (2016年10月21日 21時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - 縁夏さん» 縁夏様ご感想ありがとうございます！ そのようなことを言っていただき嬉しいです(o^^o) これからもリオットさんたくさん出す予定です！ アプリでは本編がまだ出ていないので想像の部分もありますが楽しんでいただけたら光栄です( ^ ^ )/ (2016年10月12日 23時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 初めまして！縁夏(えんか)と申します！リオットさんが大好きなので、出番が多くてとても読むのが楽しかったです！これからも頑張ってください！！ (2016年10月11日 22時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - MIRANOさん» ご感想ありがとうございます！今はミリドニア組のお話がメインなのでリオットさんたくさん出てきます。これからもできるだけ早い頻度で更新出来ればいいなと思っております！ (2016年9月28日 0時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八剱 x他1人 | 作成日時：2016年9月13日 22時
