今日:16 hit、昨日:21 hit、合計:763,401 hit
小｜中｜大
会いたかった子 ページ5
和side
意識が朦朧とする中
ふわりと誰かに髪を撫でて貰っている
みたいで心地いい
体は熱くて
全身ボワンと浮腫んでるみたいに
怠くて
頭もボーッとしたまま
夢なのな現実なのか
フワフワする
でもふわりと香った優しい香りが
Aちゃんの香りに
似ていて
無意識に髪を撫でてくれているような気がしたそれを掴んだ
全然力がはいらなくて
でも確かに掴めたその感覚
重い瞼をゆっくりと
少しだけ開けたら、ボンヤリ映る
会いたかった子
熱下がったんだ？
良かった
あいつと別れたこと
言わなきゃ。
Aちゃんの事が好きだって
気付いたってこと
あと他にも
言いたいこと沢山あんの
寝起きなのと
思った以上に体がキツくて
自分でもびっくりするほど声になんねぇの
ボンヤリとする視界
話そうと
思った瞬間
掴んでいた手がスルリと
抜けて
一瞬泣きそうな顔をした
彼女が
部屋から出て行ってしまって
追いかけなきゃ
そう思うのに
全然起き上がれない
久々の熱は
相当体に負担みたいで
自分の体力のなさに
ほんと呆れる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1871人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さわ
| 作成日時：2014年11月10日 23時
