チャペル ページ32
いつもさせてもらう立場の私が
してもらう側なんて。。
でも、いい勉強だな。
なんて思いながら
こんな機会いつ来るんだろ。。
ハハ
来る気なしない。
失恋から立ち直ってもないのに。。
結局、二宮さんを忘れることも出来ず
新しい恋をする気にもなれず
未練たらたら。。。
ひと通り練習と打ち合わせが終わった頃
ドレスのすそのあたりがグイグイ引っ張られる
「おねぇちゃん！
あのさ、王子様とお姫様がチューするとこ行きたい！」
A「あ、みゆきちゃん(笑)
ビックリしたー。
なにぃ？
チャペルのこと？」
年上のスタッフさんの
4歳の娘さん。
お式以外の仕事が少し残ってたりすると
保育園のお迎えの後
一緒についてくるみたいで、
私とも何度も会ってて、
凄くなついてくてれる
かわいいみゆきちゃん。
「こらーみゆき。
Aちゃん、忙しいんだからー。」
みゆき「ちょっとくらい大丈夫だよねー？
おねぇちゃんと行きたいもん！！」
A「私は全然いいですよ？
もう帰って寝るだけですから(笑)」
「本当ーー？ゴメンねー。
大好きなんだよ。チャペル」
A「ぜーんぜん！ね？」
みゆき「ねー♪」
あとのかたずけを新米ちゃんに
お願いして
結局がっちり花嫁姿のまま
チャペルに入る。
何度も入ったことあるのに、
ドレスを着てここに入ったら
何時もと全然違うの。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1871人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さわ
| 作成日時：2014年11月10日 23時
