ドキッとする ページ20
和「何度か知りたい？」
A「熱上がりそうだから知りたくない(笑)」
って、無理やり笑う
喋るのも辛そうで
和「これ以上、上がったら病院だわ。
勝手にキッチンと洗面つかわして」
A「え？、、あ、はぃ」
とりあえず冷やすもの
人の家だから勝手がわかんなくて
アタフタする
氷でキンキンに冷やした水に
タオルを入れて
さっき買って来たスポーツドリンクを
グラスに入れて寝室に戻る
俺が入って行くと
律儀に体を起こそうとする
和「こら、起きちゃダメでしょ(笑)
どんだけ熱あるとおもってんの。」
そう言うと
「はぃ。」
って布団をズズズっと引っ張って
鼻まで隠す
いちいちかわいいの
その布団を少しめくって
冷たく冷やしたタオルを
顔と首に、そっとあてると
A「ふふ。きもち」
って、ゆっくりと目を閉じて
小さく笑う
和「ほら、飲んで。」
A「喉、、渇いてないです。」
和「渇いてないわけないでしょ。
こんなに汗かいてんのに、
いいこだから飲んで」
A「子供扱い。。」
って言いながら
眉を下げて口を尖らせる
何も口にする気に
なれないだけなんだと思うけど
無理やり飲ますと
少しだけ口にして
ペロッ
って唇を舐めた赤い舌が
なんだかすごく
色っぽくて。。
こんな時に不謹慎だけど
ドキっとした。
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作者名：さわ
| 作成日時：2014年10月25日 8時
