誘惑☆シークレットベイビー1 ～Red Recipe～【s.s】 (ページ20)

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隣の鬼　ページ20

二宮さんとシェフが仕事の話で盛り上がってる横で甘いカクテルにほろ酔い
二宮さんにほろ酔い
ううん泥酔

ついついうっとりしてしまっていると
隣の鬼とバッチリ目があってしまう

片方だけクッて口角を上げて
でっかい目を細めて小馬鹿にしたみたいに笑われる

「何翔ちゃん」

「ん？別にー？
つーか、なんでこいつ雇ったわけ？」

顎で
んっ
てやられましたけど。。

どんだけ失礼だ！

「なに、Aちゃん？
潤君の幼馴染なのよ
潤君の紹介。ね？」

「あ、はい」

「は？マジで？そんだけ？」

「ちょっと翔ちゃん。
Aちゃんに失礼じゃない
違うよ？
腕はまだまだだけど、優しい味なのよ。Aちゃんのスイーツ
だからさ、腕磨いて一人前になってね？期待してんのよ？」

「二宮さん...」

「あ、そ。」

「あぁ！そうだ！翔ちゃんに特訓してもらいなよ。
この人何でも完璧だから
いいよね？翔ちゃん」

「無理」

「俺と翔ちゃんの仲じゃない」

「死んでもこいつだけはムリだね」

「なんでよ」

「嫌いだからに決まってんだろ」

「あーもう。ゴメンね？Aちゃん
鬼みたいだけど、悪い人じゃないのよ？
心配しないで、俺が説得しとくから」

パチンってウインク

ズキュン

「え..い、いいですいいです！迷惑がられてますし！！！」

マジ勘弁！こんなヤツに教えて貰うなんてナイナイナイナイ

「ま、そう言わずに。ね？翔ちゃんも。
今日は取りあえず、楽しくのも？
はい、二人共、乾杯」

コイツさえいなきゃ

チョー楽しいのにぃ！