誘惑☆シークレットベイビー1 ～Red Recipe～【s.s】 (ページ19)

今日:15 hit、昨日:17 hit、合計:457,203 hit

彼女の存在ページ19

なぜか、席は
シェフの隣しか空いてなくて

ハァってため息をついたら

「いい度胸だな」

って

「あ、聞こえちゃいましたか？」

「クッソ可愛くねぇ」

「別にシェフに可愛いと思われなくて結構です」

「ッハ。
お前モテないだろ」

「べつに！
モテたいとも思ってませんから」

止まらない言い合い

「何だかんだで気が合うんじゃないっすか？」

「先輩やめて下さい」

冗談じゃない

乾杯の挨拶が終わると
二宮さんがフラフラ～ってやっくる

「はいーおつかれーー
ど？翔ちゃん」

「あ？店？
さぁ。まだ来たばっかだし」

「翔ちゃんさ、厳しいじゃない？
お手柔らかにね？特にAちゃん」

「はー？
こいつが一番
問題だろ」

「え～なんでよ。頑張ってるもんねぇ」

そう言っていいこいいこってしてくれる

「//////////」

二宮さんがいいこいいこしてくれる

今日も幸せすぎる

「へぇーー？
ニノねぇ」

「っ！！」

ヤバイ。ついうっかりドロドロに溶けてた

「なぁに？翔ちゃん」

「ニノ、みゆき、幸せにしてんの？」

あ、彼女の名前...

綺麗な彼女...

知ってるもん
別に私にこうしてくれるのは妹みたいな存在だからってことくらい

「こんな奴にそんなことしてていいわけ？」

「なんでよ。
何も悪いことしてないじゃない」

その言葉で
私のことをなんとも意識なんてしていないのがよくわかる

「ちゃんとしてやれよ？」

「わーかってるって。
ねぇAちゃん？」

「あ....はい」

私に聞かないでよ二宮さん。

もう、シェフのせいで
せっかくのご褒美が台無し

だけど...

シェフも知ってるんだ...

しかも親しそう...