DEEP LOVE 3【s.s】 (ページ10)

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時間よとまれページ10

私の身体を撫でていたおっきい手は
またお腹のあたりにもどって
その上に手を重ねれば
私のうでに重ねるように
組み直す

このまま、この幸せのまま
時間が止まればいいのに

「おやすみなさい」

「ん。」

ゆっくりの鼓動が背中から伝わってくる

段々と身体が温かくなってきて
再び睡魔に襲われる

朝、櫻井さんの起きる前に
パイナップル買いにいかなきゃな。

なんて思いながら
いつの間にか眠りについていた

.
.
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.
.
携帯のアラームが鳴る前に
目が覚めた

私を後ろから抱き締めて眠ったはずの櫻井さんは寝返りをうっていて

それがなんだか寂しくて
少しだけ、そっと背中にくっついてみる

爆睡だな..

背中にチュッてキスをして

櫻井さんが起きないように
そおっとベッドから抜け出して
シャワーを浴びてから
カットパインを買いにコンビニに
出掛けた

櫻井さん、いつ来るか分かんないもんな

用意して待ってるのは流石にムリだし

携帯用のケースに入った歯ブラシと
パイナップル、あとはなんかいるかな..

あ..下着..
お節介かなとは、思ったけど
シンプルな黒のボクサーパンツを
１枚買って

急いで家に戻った

帰って寝室を覗くと
まだぐっすり寝ていて..

行く時に起こしてって言ってたけど
起こすの可愛そう

下に落ちた服を拾い集める
たたんでおこうかと思ったけど
洗濯して乾燥する時間ギリギリ
有りそうだな

それから急いで洗濯機をまわして

その間に仕事に出かける準備
をする

サラダをつくってパインを
用意して..
あっという間に時間が過ぎていって

そろそろ起こした方がいいかな

寝室を覗くとまだぐっすりで
起こすの可愛そうだな..

どうしよっかな...

１０時にスタジオって言ってたし
ポストに鍵入れて行ってくれればいいし..

結局
起こさずに
朝食の準備と洗っておいた着替え
用意した歯ブラシと下着をおいて

家を出た