DEEP LOVE 3【s.s】 (ページ5)

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おいでページ5

「明日仕事ないんですか？」

「あるねぇ」

「何時から？」

「１０時にスタジオ」

「私、出るのもっと早いですよ」

「じゃ、起こして、そんとき帰るわ」

「うん」

「朝ご飯、何がいいです？」

「朝？あー、パイナップルとサラダくらいしか食べないねいつも」

「え？それだけ？」

「ずっとだから、これがフツー」

「へぇ。」

「他には？何か知りたいことあんの？」

「うーん。
そう言われても...
また考えときます」

どこまで聞いてよくてどこまで聞いちゃダメかわからないから
ためらった

会話が途切れると
次の言葉が見つからなくなって
甘辛のタレで味付けをした
レバーのおつまみを口に運ぶ

味なんてしないけど

「ップ」

突然櫻井さんが笑うから

なに？
って、目線を合わせると

椅子から立ち上がって
そのまま顔を寄せると
向の座る私の口の端をぺろってなめる

「タレ付いてるし」

「え、ほんとっ？」

指でそこをぬぐったら

「取れたって(笑)」

「あ、そっか」

「A」

「うん」

「おいで、こっち」

....甘い声

だから、すんなり引き寄せられる