おいでhoney ページ31
「はぁ」
突然ため息をついて
グランって大野さんの力が抜ける
「大野さん？どうしたの？」
「んは。溶けそう(笑)
Aちゃんが好きすぎて溶ける。
力入んねぇや」
そう言いながらもっと体重を掛けてくるから、ほんとに重くて
「重いよ大野さん
倒れそう」
「んじゃ、ついでだしこのまま押し倒そうかな」
「っっえ？？」
「そうする」
そうする？？！
クククって笑って
私の体を大事に支えてソファに倒して、上から見下ろす
「んね、ヤッパリ、手だしてもい？」
「決心弱っ(笑)」
「だってもう、俺の子だもん。
文句あんの？」
「んーーー。..ない..かな」
「ンハ。んじゃ、食べちゃお」
パクって下唇を食べて
私の顔を見る
今度は上唇をチュッて吸って
また顔を見る
「もう、いちいち見られると恥ずかしぃ」
恥ずかしくて目を閉じるけど
緊張して変に瞼に力が入っちゃう
「まつ毛がすげぇ震えてる」
「だって、ドキドキしてるもん」
「こら、そんなかぁいいこと言ってっと狼になっちゃうよ」
って首をカプって甘噛みする
「ひゃ」
「んふふ。どっから声出てんの？
おもしれぇ」
「だって...」
「首弱いもんね」
「うん」
「耳も弱かったっけな」
ってパクって食べる
「っん」
「あ〜もう、その声(笑)」
だって出ちゃうんだもん
私の手をグイッて引っ張って
体を起こさせると
「おいで〜ハニー」
ってよいしょってお姫様だっこをする
ハニーってなに！ハニーって！
恥ずかしいし
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作者名：さわ
| 作成日時：2015年4月17日 20時
