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衝動 ページ3
「んー。そっか....
...けど、あれだ。
Aちゃんの言う通りにしたほうがいんかね
俺がわがまま言ったら
必ず傷つける時が来る
ごめんね、A
...また、仕事では会ってくれんでしょ？」
そういうと困った顔で髪をくしゃって撫でる
何で大野さんがそんな寂しい顔すんの？
寂しいのは..
私だよ
「髪、乾かしな。
ほんとに風邪引く」
「....うん」
「...んじゃね
行くわ」
「.......」
何も言えなかった
最後は目を合わせる事も出来ずに
ポンポンって私の頭をなでて
部屋を出ていくのを
ひたすら涙をこらえて
追いかけてしまいそうな
衝動を下を向いてなんとか耐えた
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作者名：さわ
| 作成日時：2015年4月17日 20時
