名探偵は先輩だけじゃない

事件file_31 ページ32

手術は無事に成功した

と、お医者さんに言われた

偶に呼吸をしたら苦しくなることがあるが薬で経過を見ていいくらいには良くなっているとのことだ


そんなことよりも、

今目の前に般若のような顔をしたイケメンが立っている

おかしい、おかしいぞ…！

お医者さんは治ったって言っていたのに…

何故私は地獄にいるんだ…！


降谷｢へぇ、考え事ができる余裕はあるんだな｣

『いえ！！ございません！！』

降谷｢では、質問に答えてくれるかな？

なぜ、お前が組織の情報屋として潜り込んでいることをFBIとコナン君が知っているんだ？｣

『な、何ででしょうね〜
全く検討がつかないっすね〜…』

降谷｢なるほどな、遺言はそれだけか？｣

『なーーーーんちゃって！！！！
そんなわけないですよね！！！！』


恐ろしいよ…

仮にも警察がしていい顔じゃない…

もしかして、彼は警察じゃないのでは…？

まさか…！！！


『誰だ！！バーボンを連れてきたのは！！

早く、降谷さんを！！降谷さんを連れてこい！！』

降谷｢は〜い、降谷さんで〜す｣

『誠に申し訳ございませんでした』

コナン｢まぁまぁ安室さん、落ち着いて
Aお姉さんも一応病人だし…｣

『一応？？一応って言ったかボクちゃん
私はれっきとした病人だよ？？』

コナン｢だから、ボクちゃんやめろって言ってんだろ｣

『何で赤井さんの''坊や''は許されるのに私の''ボクちゃん''は許されないんだ！！』

コナン｢お前はふざけて言っているだけだろうが！！｣

『失礼だな、真剣だよ』

コナン｢二度と口を開くな｣


降谷｢仲良しだな｣

赤井｢そうだな｣

コナン｢どこら辺が？？？？｣


引き続き楽しくやいやい騒いでいると、案の定看護師さんに怒られた

｢大人が2人もいて一緒に騒ぐなんて！｣って言われてた


『全く、看護師さんの言う通りですよ』

コナン｢大人が''2人''もいるのに｣

コナン｢『ね〜〜〜』｣

降谷｢コナン君はまだ小学生だからね、許そう｣

『あれ？私は？』

降谷｢覚えとけ｣

『ひぃ』


着信拒否しとこ…


降谷｢それより、話が脱線したがいつバレたんだ？

情報屋のこと｣

『あ〜〜、赤井さんが私の大ファンみたいで色々と探ったみたいです
降谷さんを倉庫から脱出させよう大作戦のときに互いにカミングアウトしたんですよ』

降谷｢あぁ、あれは本当に助かった
ありがとな｣

『いえいえ、私も約束破っちゃったので！』

降谷｢約束？｣

『ふふ、覚えてないならいいや！』

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