事件file_27 ページ28
キュラソー「…ふふ
あなた、意外に真面目なのね」
『え、は、初めて言われた…』
キュラソー「でしょうね」
『え、凄い突き落とし方してくる…』
キュラソー「さ、行くわよ!」
キュラソーは、微笑んだままアクセルを踏んだ
そこには''ラムの側近であるキュラソー''ではなく、''誰かを守る為に真っ直ぐ前を向くキュラソー''しかいなかった
あなたの言う''子ども達''の存在が、あなたをこんなにも変えてくれたんだね
『ねぇ、私とも友達になってくれる?』
キュラソー「…馬鹿ね」
『やっぱ駄目か』
キュラソー「無事にここを脱出してからよ」
『…!うん!』
観覧車に着く前にサポートリフターを設置しないと!
『嘘…!片側が転がり始めてる…!』
最悪なパターンだ!!
やらかした!!私が最悪なパターンを想定してしまったから!!
サッカーの試合だって、野球の試合だって私が観ると負けてたじゃないか!!
おかげで、工藤先輩の試合を見に行きたくても行けなかったというのに!!
そういう星の元に生まれてきたというのに!!
というか、的確に車軸に当てすぎだろ!!
めっちゃ上手いな!!
『キュラソー、飛ばして!』
キュラソー「分かってる!」
サポートリフターの設置は無事に終わった
あとは、キュラソーがアーム部分を上手く観覧車に引っ掛けてくれれば…!
『キュラソー!足を外して、念の為ドアも開けといて!
あとは固定されたサポートリフターがアクセルを踏んでくれるからハンドルをお願い!』
キュラソー「ええ!
…!子供達が…!!
止まれえええええええええ!!!」
『お願い、止まって!!』
そこからの記憶はあまりない
後から聞いた話だが、焦ってキュラソーをクレーン車の外に突き落とし、自分も間一髪外に出たらしい
そうやって、東都水族館で起きた事件は世間に大きな影響を与え幕を閉じた
降谷side
prrrrr prrrrr
降谷「Aか、こっちはみんな無事だ
もちろんFBIもな
…A?
…A!」
コナン「安室さん!Aお姉さんがどうかしたの!?」
降谷「いや、返事が無いんだ…」
コナン「スピーカーにして!」
降谷「ああ!」
コナン「Aお姉さん!聞こえる!?」
電話は繋がったというのに、一向に返事がない
何かあったんじゃないだろうな…!
『…きゅうきゅうしゃ…』
コナン「救急車!?
怪我したのか!?」
『私じゃなくてキュラソーの…』
コナン「キュラソー!?」
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来世は美少女(改)(プロフ) - ウルさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!楽しんで頂けるよう早めの更新を目指して頑張りますね! (5月18日 0時) (レス) id: e865d6b048 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - 応援してます! (2023年5月5日 1時) (レス) @page25 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来世は美少女(改) | 作成日時:2021年9月3日 5時