名探偵は先輩だけじゃない

事件file_23 ページ24

『とりあえず、ここに居てもしょうがないのでコナンくん探してきます』

降谷｢ちょっと待て！今組織の奴らが空から…！

…足速いな｣


もう本当にしょうがないんだ

あのボクちゃんは

呼んでおいて集団行動出来てないことある？

赤井さんか降谷さんのどっちかと一緒に動いていると思ってたのに…

行方が分からずイライラしながら走っていると頭上から大きな音が聞こえてきた

なんということでしょう

空からゴンドラが落ちてきているではありませんか


『やーーーーーーーーーー！！！！！！！
えーーー！！！無理無理無理！！！！！！
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ！！！！！！！！！！！

…はぁぁぁ、危なかった…
死ぬかと思った…』


え、工藤先輩あれに乗ってる事ないよね

真っ逆さまに落っこちたけど

そんなわけないよね…！

いくら事件を幾度なく吸い寄せる先輩でもそんな不幸にぶち当たることは…ない…よね？

え…？全然ありそうなんだけど…？


念の為、確認しに行こうと足を踏み出した瞬間、


''ダダダダダダダダダダダダダ''


『はぁぁ！？ちょっ嘘でしょ！？！？！？！？』


とんでもない数の弾が観覧車を狙ってきた

ちょっと待って！弾丸の雨が降ってくるなんて聞いてない！！

今日の天気予報晴れだったじゃん！！

傘もってきてないよ！！！！


『くっそ、走るしかねぇ！！』


待って、こっち狙ってきてない？



Noside

ヘリの中から暗視カメラをずっと見ていると、見た事のあるフォルムの女が走っていた

ウォッカ｢この動き…このフォルム…！
間違いねぇ！！キュラソーだ！！｣

普通の人間には到底出来ないような動きは、間違いなくラムの側近と謳われるキュラソーに違いない

赤井｢ん？攻撃が一箇所に集中している！｣

コナン｢誰かが狙われてる…！｣


『はいはーーーーい！！私でーーーす！！
私が狙われてまーーーーーーす！！！

ふっっっざけんな！！！何で私なんだ！！！
触覚がある方がキュラソー！！触覚がない方がAちゃん！！！
ちゃんと確認しろよ！！！

おおよそキュラソーを狙ってるつもりなんだろうけど！(正解)

どうせ、判断したのもウォッカだろ！！(正解)
あのデカブツ！！！！』


青山Aは命の危険に晒されながらもあまりの苛立ちに文字に起こせないくらいの暴言を吐き散らしていた

果たして、彼女は弾丸の雨から逃げ切ることは出来るのだろうか

頑張れ、青山ちゃん！

頑張れ、Aちゃん！


『無理です！！！！！！！』

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