事件file_11 ページ12
ベル｢Hi
元気にしてた？｣
『久しぶり！クリス！
…あぁ、ごめんごめん！ベルモットだったね！』
ベル｢わざとらしいわよ、その態度｣
『褒めてる？』
ベル｢頭おかしいのかしら｣
この緩い会話には似合わない廃墟
組織と情報屋(偽)として手を組むとなり、一つ条件を出した
《顔出し NG》
つまりは、ベルモットとしか会わないということだ
降谷零に情報を回してもらっているおかげで、まるで私が調べたような虚言がぞろぞろと出てくる
任せてくれ、演技力には自信があるんだ
ベル｢それで？頼んでいた件は？｣
『Non Official Coverのこと？』
ベル｢そう、NOC｣
『うーん、やっぱり目星つけてた人は間違いないみたいよ
スタウト
アクアビット
リースリング
キール
それから、バーボン』
ベル｢…そう｣
『ちょっと、ネズミの数が多すぎなんじゃない？』
ベル｢…えぇ、そうね
裏切り者の末路、知ってる？
死、だけよ｣
『そうだよね
でも、心苦しいな
私のせいでその人たち…』
ベル｢よく言うわよ
一度手を染めた人間が
それも最近なんてね｣
『…なーんだ
知ってたんだ』
誰にもバレてないと思ったんだけどな
私の完璧な完全犯罪
ベル｢あなたのお母さんが事件を調べていることもね｣
『ふーん、徹底してるね
今まで私に浮いた話がなかったから苦しかったんでしょ
まぁ、いい取引方法だよね
相手の弱点は多ければ多いほどいい
弱いところに漬け込んで、弱ったところに一撃入れれば、一気に有利に立てる
嫌いじゃないよ〜そういうの』
ベル｢案外冷静なのね
なんか、負けたような気がするわ｣
『悪いと思ってないからね、別に
お返ししただけだよ
そっくりそのまま
ただ、あの人馬鹿だったから
私はもっと複雑にしてあげただけ
完全なんだから
本物の凶悪犯でしょ
いくら優秀なお母さんでも、厳しいと思うよ？』
ベル｢娘の仕業だって分かったら悲しむわよ｣
『そうだろうね〜
とんだ親不孝ものだわ、私って』
わかってるよ、私だって
最悪な人間だよ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
最悪な人間にしてしまって申し訳ない…
私も話の行く末が複雑になってることに驚いています…
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来世は美少女（改）(プロフ) - ウルさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けるよう早めの更新を目指して頑張りますね！ (5月18日 0時) (
レス) id: e865d6b048 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - 応援してます! (2023年5月5日 1時) (レス) @page25 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来世は美少女（改） | 作成日時：2021年9月3日 5時
