転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

花火大会 ページ9

＿＿＿＿＿＿＿＿そして、宇髄さんと約束した日になった。



女将「うんうん！やっぱり似合うねぇ！」




女将さんが用意してくれたのは赤の矢絣模様の浴衣だった。


めちゃくちゃ可愛い！！

昔ながらで、現代とはまた違った雰囲気の浴衣。


こうゆうの来てみたかったんだよね〜！





『何から何までありがとうございます女将さん！』





女将「いいのよいいのよ！」





何だか私より女将さんが楽しそう。

今日はずっと朝からニヤニヤして私を見てた。


誤解ですほんとに。






女将「あ！ほら！お迎えが来たよ！」




ちらりと外を見ると、宇髄さんが来ていた。


あーーーーとうとう来たか。







『それじゃ、行ってきますね。』




宇髄さんと目が合うとこちらにひらひらと手を振った。


宇髄さんも浴衣で来ていた。


うわ〜スタイルが良い。

今日この人の隣歩くわけ？

荷が重い…





宇髄「浴衣…似合ってるな。」




『ありがとうございます。』






宇髄さんは私の姿をじっくりと見る。


すると、私の頬へと手を伸ばし、軽く触れた。


宇髄さんの大きさが頬に伝わって、なんかくすぐったい。






宇髄「ん……ほんと…………派手に綺麗だな。」






あ〜これはすごいダメージだ。絶対現代にいた頃の私だったら落ちてた。

おっかねぇなイケメンて。






『宇髄さんも格好良いですよ。』





宇髄「はは！そりゃ俺は色男だからな。」





『自分で言っちゃうんですね。』





宇髄「間違ってねぇだろ？」





『ふふ、そうですね。』







花火大会の影響でいつもより人が多かった。


至る所に提灯の明かりが灯っていて、ただの道でもとても雰囲気がある。






宇髄さんは私の歩く速さに合わせて歩いてくれた。





ほんと、冗談ばかり言うくせに紳士な人だ。

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