転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

逢引？のお誘い ページ7

あれから私はかまぼこ隊の三人と別れ、買い物やら食事やらを楽しんだ。



現代とはお店がまた違って、面白かった。


今度は誰かと一緒に行きたいなぁ。あ、鬼とじゃなくね。





余韻に浸りながら歩いていると、

花戸屋の前に宇髄さんが立っていた。




『？、何してんだろ。』






チラチラと店の中を伺ってるみたいだけど…


まさかまた偵察！？




『宇髄さん、何してるんですか？』





宇髄「！、居た！」




『！？』





宇髄さんは私を見るなり顔をほころばせ、こちらに走ってくる。


なんでそんな嬉しそうなの…？なんか怖いんですけど…。





宇髄「Aに会いたくてよ！でも店の中見ても誰も居ねぇし…」






『今日は店主さんの用事で休みだったんです。』





宇髄「そっか。でも派手に待っててよかったぜ。」






え……待ってたの？ いつから？

というかなんか宇髄さんご機嫌じゃない？




『なんか、ご機嫌ですね。そんなに私に会いたかったんですか？』




宇髄「おう。」




『！？！？』






冗談で聞いたのに！！！

そこはちげーよバカ、くらいの感じで来ると思ったのに！！



不意をつかれて驚いた様子の私は気にせず、宇髄さんは着物から何かをゴソゴソと取り出した。





宇髄「これ、一緒に行こうぜ。」





渡された一枚の紙には、「九十九川、花火大会」と書かれていた。

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