転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

日記 ページ33

『ふぁ〜。よく寝た。』




朝日が差し込む、目覚めの良い朝だ。


夜はは色々あったけど童磨さんのおかけで解決したのだ。


後でお礼したいな。



『よいしょっと。』




布団から起き上がって、仕事に出るため服を着替える。






すると、床になにかが落ちていた。





『……？、本？』




私の部屋に本なんて無かったのに。



拾い上げて表紙を見ると

"日記"と書かれていた。





『(私日記なんて付けてない…。童磨さんのもの？)』






気になってページを開く。





私は文面を読んで目を見開いた。






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6月6日

一体何が起こってるんだ？
気がついたら知らない世界に居る。自分が誰かも分からない。
これからどうやって生きていけばいいんだ。夢なら早く覚めて欲しい。



6月7日

今日やっと気がついた。ここは"鬼滅の刃"の世界の中なのだ。
こんな危険なところ、生きていけない。帰りたい。



6月8日

"花戸屋"という食事処で綺麗な女の子を見つけた。一目惚れしたみたいだ。
この世界に来て初めての良い事だった。



6月9日

あの綺麗な子はAさんと言うらしい。
笑顔が素敵で可愛い。
仲良くなりたいけど…。
でも。早く現代に戻る方法を探さなければ。



…………………
…………
……



7月13日

職場で、ある書物を見つけた。
どうやら、転生をしたのは僕だけじゃないらしい。
別の人の転生日記だった。
なんとか読み漁って、帰る方法を調べたい。





…………………
…………
……





7月20日

ついに俺は帰る方法を見つけた。
それは
この世界の中で"死ぬ"事だ。
俺はもう決意を固めた。鬼の餌になるのだ。そうすればきっと簡単に死ぬ事が出来る。

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