転生美少女は媚びへつらって生きる。[鬼滅の刃]

２日目の夜２ ページ18

『話しましたよ！一緒にご飯を食べました！』



これは嘘をついても遅い。

もういっそ認めることにしよう。鬼舞辻無惨のことを話さなかったのはやっぱり吉だったな。




そうそう、私は世間知らずで純粋な女の子だ。


べ、別に鬼殺隊と関わったらダメなんて言われてないもん。





童磨「そっか。昨日のことを話した？あの方の話は？」





『昨日の話はしましたよ！私のことをとっても心配してくれてたみたいで…。あ、でも無惨様の話はしてないです。』



無惨様の話はしていない、と聞いた途端、童磨さんはいつもの笑顔に戻った。




童磨「おお！そっか！君は賢い偉い子だねぇ♪」






あろう事か褒められた。


そうか、なるほど。だいたい掴めてきた。




童磨さんは鬼殺隊との距離はそんなに気にしていない。


ただ、鬼舞辻無惨についての情報漏えいだけは防ぎたいようだ。





『？、無惨様の話はダメなんですか？』






童磨「うん、ダメだよ。じゃなきゃ君が無惨様に怒られちゃう。だから絶対に秘密。

約束できるね？」






『はいっ！(子犬スマイル)』






童磨「うん♪ 素直でいい子だねぇ。」





童磨さんは満足そうに私の頭をヨシヨシと撫でる。





今日は少し怪しまれちゃったからなぁ。念の為釘を刺しておくか。



貴方たちが好きですよってアピールはしておかないとだ！！




『童磨さん…』




童磨「うん？どうしたの？」





『私、今日働いている時も、たーっくさん童磨さんの事考えてたんですよ！』






童磨「え？俺の事を？」






『はいっ、すごくお仕事が楽しくて！

本当に童磨さんには感謝だなぁって。童磨さん、大好き！(ギュッ)』






童磨「…………」





『？、童磨さん？(上目遣い)』






童磨「んっとに君は可愛い事をするねぇ!!

そんなこと言われたら離れたくなくなっちゃうなぁ！ほら、ぎゅー！」





『ぎゅー！』





いやそれは困るから早く帰ってね？

ていうかこの体制大丈夫？

流れでハグしちゃったけど背骨折られたりしないよね？






いや考えたら怖くなってきたやめよ。





童磨「でもそろそろ俺は帰らなきゃな。またすぐ会いに来るよAちゃん。」



いいよ来なくて！




『はいっ、おやすみなさい。』





童磨「うん。いい夢を見てね。」

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